目次
1.定年後の継続雇用の給与は半分以下で年金も減額!でも働き続けるメリットとは?
定年後、在職していた会社に引き続きお世話になることになった夫。
給料は、現役時代の半分以下。
覚悟はしていたものの、ため息しか出てこないのが正直な感情です。
しかし、いくら現役時代よりも給料が下がって「貧乏生活だぁ」と叫んでみても
しょうがありません。
ここ数ヶ月、下がった額でやり繰りしていると覚悟みたいなものができたように思います。
ただ、給料だけをもらっている間は、問題ないのですが
給料をもらいながら厚生年金の支給が開始された場合(在職老齢年金)
28万円を超えると年金が減らされることになります。
⇒在職老齢年金って何?28万円を超えたら年金が減額されるの?
夫は、62歳から老齢厚生年金の支給が始まりますが、年金額が減らされることに
なっています。
年金が減らされるからといって、仕事を辞めるわけにはいきません。
年金の支給額よりも、給料の方が高いことが理由でもありますが
もう1つ、年金額が減らされても、働き続けるメリットがあるからです。
そのメリットとは5つ
1.働くことで厚生年金が天引きされて
65歳からの年金受給額に上乗せされる(年金額が増額される)
2.65歳まで会社の健康保険組合を利用できることで
国民健康保険にはない傷病手当金がでる。
妻も人間ドックを受けられる。(健保による)
3.妻が専業主婦ならば国民年金保険料を払わなくてよい。
4.少なくても毎月決まったお金が入ってくることで、精神状態が安定する。
5.夫が毎日出かけることで、夫婦の程よい距離感でうまくいく(笑)
少しぐらい年金がカットされても、働かない手はありません。
2.65歳以降の年金収入での生活はもっと厳しい。継続雇用中にするべきこと。
継続雇用で給料がガクッと下がっても、その先の年金の受給額はもっと下回ります。
継続雇用中は、年金生活に入る準備期間と心得て、給料の範囲で生活することにしました。
そこで、年金生活への足ならしとしてやっていることは3つです。
1.年2回のボーナスは貯蓄にまわす。
当然ですが年金にはボーナスがありません。ボーナスに頼った生活をしていると
年金生活では貯蓄を切り崩していくことになるので、極力手をつけないか
せめて半分は貯蓄に回すようにします。
ボーナスでノモを買う習慣がついていると、ボーナス商戦や福袋商戦時期に
つい財布のヒモがゆるみがちになります。
ここは、ボーナス買いの止め時だと考えるよいチャンスと思うことにしました。
例えばボーナス1回あたり20万円貯蓄すると
20万円×2回×5年=200万円です。
これから先、これだけの金額を貯蓄できるチャンスは最後です。
2.日々の生活費を見直す。
入ってくるお金が少ないのだから当然見直します。生活費でムダはないか?
固定費は減らせないか?
家計のシミュレーションを夫と一緒にやってみました。
すると、少額でも余裕資金があることがわかったので貯蓄に回すことにしました。
2万円×12ヶ月×5年=120万円
65歳までの5年ってアットいう間に時間は過ぎて行きます。
少額であっても毎月積み立てることで、まとまった額は老後を助けてくれるでしょう。
3.お金をかけない楽しみを探す。
年金生活に入ってカツカツに切り詰めた生活をしていると
何のために生きているのか?と虚しくなるだけです。
老後は、お金はないけれど時間はた~~ぷりあるので、楽しく充実した時間に
したいものです。
そこで、お金のかからない趣味や楽しみを考えてみる時間に使うことにしました。
サラリーマン生活を長年過ごしてきた夫には、自由な時間に何をしたらいいか
すぐに行動に移すことは無理です。
妻の私も、明日から24時間、死ぬまで夫と同じ空気を吸うのは疲れるというもの。
年金生活に入る前のこの時期に、自分は何をしている時が一番充実していて楽しいのかを
探すことにしました。今はまだ模索中です。
3.まとめ
私たち夫婦は、継続雇用の5年間を年金生活への足慣らしの期間としました。
現役時代からガクッと給料が下がり
さらに年金生活に入るとまた下がるという
2回生活レベルを下げる時期がきます。
この2回のうち1番精神的に堪えるのが、現役から継続雇用になったときです。
なんせ半分以下の給料で生活するのですから。
泣いても、嘆いても、財布を振っても無いものは無いんです。
そこは腹をくくって、受け入れていくしかないでしょう。
1.下がった給料での生活に慣れること。
2.これからの人生でまとまった貯蓄ができるのは今しかないと
できるだけ貯蓄に励むこと。
3.今のうちに老後の楽しみを見つける。
4.年金生活は、貯蓄を切り崩していく生活が待っていることを忘れないこと。
以上4つのことを頭にいれて、来たるべき年金生活に備えたいと思っています。