毒親にならないために。里帰り出産の娘にすべきことNo.3 出産時の対応

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1.陣痛の苦しさを理解する

妊婦

初めての妊娠は、つわりから始まって、日々お腹が大きくなっていく喜びを感じならが

ついに出産の時を迎えます。

 

娘の妊娠から出産は、母親は先輩となるので

どうしても上から目線の指導者的なアドバイスになりがち。

 

さらに、母親自身の出産が安産だと「お産は病気じゃないから」と言ったりしませんか?

陣痛の苦しみや痛みは、人それぞれ違うと思うんですよ。

初産と経産婦でも違うだろうし。

 

私は2人の娘に恵まれました。

長女の時は、陣痛から分娩まで17時間。

この時は「もうがんばれないかも。帝王切開でもなんでもいいから

早くこの痛みから解放されたい」と願ったものです。

 

二女の時は、陣痛から分娩まで5時間。

長女で陣痛を経験済みだったことと、経産婦だから分娩迄の時間が短かったので、

すぐに生まれたという感覚でした。

 

たった2回の出産でも、感じ方がぜんぜん違う。

初産だったら、生まれて初めての激痛と、いつまでこの痛みが続くのかわからない不安。

このことを、先輩の母親は理解してあげないと、誰が応援できるんでしょうか?

 

陣痛で「痛い!痛い!うぅ苦しい!」と叫んでいる娘に

「大丈夫よ!誰でも通ってきたこと!」と簡単には言えません。

 

まして「頑張れ!頑張れ!赤ちゃんだって辛いんだから」と

フレー、フレーコールは、やめたほうがいい。

 

「言われなくても頑張ってるってば!痛いを我慢しているの私なんだって!」と

反感を買うだけ。

しまいに「少し黙っていてくれる?家に帰ってもいいよ」と言われるでしょう。

 

少しでも陣痛をやわらげてあげる。

言葉でもいい。「そう辛いよね。あなたは本当に頑張っているよ。偉いね」と言って

背中や腰をさすったり、時に飲み物を飲ませてあげたり。

 

この時は、娘が望んでいることに寄り添うのが、一番いいのではないでしょうか?


2.陣痛室から家庭が見える

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陣痛室は、薄い壁やカーテンで簡単な個室を作っている病院がほとんどでしょう。

だから、となりの妊婦さんやそのご家族の会話が、まるまる聞こえてくるんですよ。

 

長女が入った陣痛室のとなりのベッドから聞こえたてきたこと。

 

妊婦「おかあさん!背中さすって!そこじゃんなくって、もっと下の方だよ」

母「ちゃんとさすっているのに!わがままだよね。あんたは昔から、わがままだったけど

これじゃ子どもをちゃんと育てられないよ」

 

妊婦「こんな時に何言ってるのよ!痛いのを我慢すれ!とかわがままとか」

母「私は、こんなに痛い痛いって騒がなかったよ」

 

妊婦「もういい!お母さんがいるともっと痛くなるから!帰ってちょうだい!」

母「わかりました!帰りますよ。勝手にすれば!」

と母親は帰っていきました。

 

母と娘、普段は仲が良くても、トラブルが起きると昔のことを蒸し返すことがあります。

血のつながった親子だから遠慮がないから、つい口走ってしまうんですよ。

 

日常では、私も長女と何気ない会話からエスカレートして

口をきかなくなってしまうことってありますよ。

 

わがままを言えるのも、言いたいことを率直に言うのも、相手が実母だからなんです。

こと陣痛の時ぐらいは、おおめに見てあげる心に余裕をもって

先輩母親として接していきたいものです。

 

3.娘の出産を褒めてあげよう

若いパパママ

新しい命の誕生は、この上もなく嬉しく喜ばしいことです。

赤ちゃんの存在が、周りの人を幸せにしてくれます。

 

そこで忘れてはならないのは、出産したお母さんの存在です。

 

赤ちゃんを出産することは、長い人生の中で一番と言っていいくらい

大きな仕事です。

 

妊娠がわかってからは、つわりで苦しみ、毎日胎動を確認し、食事や運動に気を配り

そして、陣痛を乗り越えての出産。

お腹の赤ちゃんを第一に過ごしてきたことを忘れてはならないのです。

 

「陣痛辛かったでしょう。よく頑張ったね。

赤ちゃんを産んでくれてありがとう。お疲れ様」と

ママの労をねぎらう一言をかけてあげる。

 

それを聞いたママは「あぁ。陣痛を耐えてよかった!

私の生んだ赤ちゃんをみんなが喜んでくれている」

と幸せに包まれるのではないでしょうか?

 

そしてもう一つ

「子育てで何か困ったことがあったら相談してね。一人で抱え込まないこと。

家族みんなで知恵を出し合えば解決することがあるはずだから」と

一言そえてあげましょう。

 

今や「マタニティーブルー」や「産後うつ」という病名は、周知のところとなっていますが

私の時は、聞いたことがありませんでした。

マタニティブルーと産後うつの違いとは?実母がするべきことは2つ

 

私にも、今思えば「あれはマタニティーブルーだったんじゃないだろうか?」という

症状がありました。

 

当時の看護師さんに「産後のお母さんがふさぎ込む人って

わがままに育てられた人に多いのよ!」と言われ

ショックを受けたことは、今でも忘れません。

 

今ほど研究が進んでいなかったから、仕方がないのかもしれません。

でも、今はマタニティーブルーも産後うつも、誰がなるかなんてわからない。

 

もし、自分の娘がそうならないように

「子どもは、お母さん一人では育てられないんだよ。

色々な人に手伝ってもらって大きくなるんだよ」と言ってあげたい。

 

一人で抱え込まないようサポートしてあげる姿勢でいることが

大事じゃないでしょうか。