老後破産しないように身の丈にあった暮らしをするには時間が必要だった!

スポンサーリンク
お金
SPONSORED LINK
スポンサーリンク
SPONSORED LINK

1.なぜ身の丈にあった暮らしをするのに時間がかかったのか?

%e5%b0%8f%e9%8a%ad%e3%81%a8%e9%9b%bb%e5%8d%93

夫も私も40代の頃は、毎月の貯蓄額を除いた生活費は約60万円ほど。

社宅暮らしなので住宅ローンはなく、子ども2人とも私立だったので

教育費が大きな出費だった。

 

いったい何に使っていたのか?家計簿もライフプランも付けるなどという

考えもなく、あるだけ使い切っていました。

 

この生活が永遠に続くわけじゃないことは、頭の片隅にはあったけれど認めたくない。

いやなんとかなるはずと自分に無理やり思い込ませていたのです。

 

しかし、そんな思い込みは一瞬で消えてしまったのが、50代に入って65歳以降の年金の

受給額を知った時でした。

 

それまで、社会保険や税金の知識を得ようともせず生きてきた私にとって正直

「たったこれっぽちで生活するの?今の生活費の半分以下どうやって暮らせっていうのよ」と

愕然としました。

 

年金生活は厳しいのは聞いてはいたけれど、当時の私はどんだけ無知だったのか。

私の老後は今のような生活ができない貧乏暮らしなんて耐えられない。

私のいったい何が悪いのか?

 

家事と子育てをしてて、子供の手が離れると生活費の足しにと派遣で働いて

まじめに生活してきたのに、悔しくて涙が止まりませんでした。

 

その後も、老後の生活費が厳しいことを受け入れられずに悶々としながらも

家事と仕事で一日が終わりいつもと変わらず生活費を使い切る生活を続けていました。

 

2.老後の生活を考えて見栄と嫉妬を捨てることで身の丈にあった暮らしに変わっていった。

%e5%b0%8f%e9%8a%ad%e3%81%a8%e9%9b%bb%e5%8d%93

二女が大学3年で就活を始めた頃、私は思わぬ派遣切りにあいました。派遣で働いている以上

いつか来るであろうとは予想していたものの、現実になるとショックは大きかったんです。

 

すぐに次の働き先を探すためにハローワークで職を探したり、派遣会社に問合せを

したりしましたが、書類選考で落とされ続けました。

 

職探しに疲れた私は、仕事を探すことも大事だけれども、老後の生活のために

今のお金の使い方を見直しすことが先決じゃないだろうか?と考えたものの

一方では、友人たちが旅行だブランド物のバックやコートを買った話を聞くと

「なんで私だけが貧乏くらしのために節約生活を強いられなきゃいけないの!

周りは皆お金持ちで、私だけが貧乏クジを引いた人生を送らなきゃいけのか」

友人たちへの嫉妬で頭がおかしくなりそうでした。

 

そんな嫉妬を見せないために、私も友人たちと同じバッグやコートに旅行にと

見栄をはってお金を使い続けていたんです。

 

でも「友人たちに合わせてお金を使っていてはダメだ」ということはわかっていました。

派遣で貯めた少しばかりのへそくりも底をついた時、とうとう踏ん切りがついたんです。

 

もうこれ以上見栄を張るのはよそう。老後のことを考えて節約をしていこう。

ひとそれぞれの暮らしがある。ひとはひと。自分は自分。

わが家の暮らしを本気で考えようと。

 

3.身の丈にあった暮らしは急にはできなけれど、進めることで自信がついた。

dsc_2374

私の派遣で働いていた給料が入らなくなった以上、できるところから断捨離と節約を

始めました。

 

約60万円の生活から、レベルを下げた生活が果たして自分にできるのだろうか?

まったく自信はなかったけれど、老後の貧乏生活を避けるためにはやるしかない。

 

そこで、小さなことから節約をすることにしたんです。

 

1.新聞をとることをやめる。

2.医療保険は最低限の保障に変更。

3.毎週土日は外食をしていたのを、月イチにする。

 

などなど、他にも化粧品やシャンプーリンスはブランドものをやめてみるなど

小さなことから始めてみました。

 

最初は「貧乏臭くてイヤになっちゃう」との気持ちと格闘しながらだったので

精神的には辛かったです。

 

しかし、人間とは慣れるものなんですね。我慢じゃなくて何とも思わなくなってくるんです。

今では

1.日々の暮らしは質素に。

2.身だしなみには最低限のお金を使い。

3.お付き合いは常識の範囲でおこなう。

 

など自分の生活スタイルができたことで、節約生活に自信がついてきました。

 

あまりにも遅すぎた節約生活だけれど、老後の生活はつつましく、健康に気を配り

子どもたちに迷惑をかけない暮らしこそが大事だと思っています。