1.断捨離したことで私の心に変化があった
断捨離する前の社宅は、あと一歩間違えばゴミ屋敷と思われるぐらいモノに占領され
あふれかえっていました。
片づけても、片づけても片付かない我が家。
いちいちモノをどかさないと掃除ができないのでイライラしてしまう。
掃除をすると家の中がきれいになってストレスが吹っ飛びそうなものなのに
かえってストレスに原因になっていました。
そして、家計の足しにと働いていた会社から思いもよらない派遣切り。
どうして私が派遣切りになるの?仕事は私なりに一生懸命してきたつもりだったけれど
そうじゃなかった。
すぐに、ハローワークで職探しをして面接をしてもよい返事がもらえない。
「二女の学費だってまだかかるのに!私は本当に運のない女」と
不満でいっぱいの毎日。
それからしばらくして、夫の転勤で引っ越しすることになり
「この機会しかない!いらないモノを処分して、引っ越し先では
人間らしい暮らしをしよう」と断捨離を決断したのです。
その結果、引っ越し先では3LDKの間取りのうち6畳の和室と5畳の洋室には
何にもない状態の部屋を確保できたのです。
リビングも大きな食器棚や収納ケースを処分したことで
ゆったりと家族がくつろげる空間を作ることができました。
そして、何よりもこの私がこの家での居心地の良さに気分も晴れて
イライラも解消されていったのです。
すると、それまで夫との仲も子どもたちとの関係もギクシャクしていたのが
気が付いた時にはお互いにコミュニケーションが取れるようになっていました。
それから、仕事はこのまま探してもないなら私の収入はあきらめて
今ある夫の収入の中からムダな出費はないか
家計費を見直してみることにしました。
その頃には、二女も就職して学費がかからなくなったので
老後の資金についても考えるようになっていきました。
私のイライラがなくなったこと。
老後の資金について考えるようになったこと。
この2つが断捨離をしたことが功を奏したのか?たまたまだったのか?は
わかりません。
しかし、断捨離前のようにモノにあふれた生活を続けていたら
私自身は変わらなかったことは確かです。
2.家族に感謝の言葉を口にするようになった
今思えば断捨離前の私は、夫が毎朝出勤前にゴミを捨ててくれても
「家事を手伝ってくれないんだから、ゴミぐらい捨てて当然でしょ」と思っていて
誕生日に子どもたちからプレゼントをもらっても「ありがとう」と言うだけ。
そんな不満に満ちた気持ちが顔にもでていたのでしょう。
家庭の雰囲気はなにかどんよりしていて、コミュニケーションも
うまくいっていなかったのです。
しかし、断捨離をして居心地のよい家で暮らすようになった私は
自然と感謝の気持ちを伝えることができるようになったのです。
出勤前にゴミを捨ててくれる夫には、毎回「仕事前にゴミを捨ててくれてありがとう」
「朝から暑いのにゴミを捨ててくれてありがとう」
誕生日にお花のプレゼント用意してくれた子どもたちには
「お母さんの好きなお花よくわかったね。ありがとう。うれしいわ」
他人から何かをしてもらったら「ありがとう。助かったわ」と言うのは当たり前です。
でも、不満タラタラの日々だった私は「家族なんだから言わなくてもわかるでしょ」と
心のこもった言葉を発していなかったのです。
私が感謝の言葉を口にするようになってからは次第に夫や子どもたちとの
コミュニケーションも取れるようになったことは嬉しいことでした。
感謝の言葉を口にするようなったことと、断捨離したことがどう結びつくのか?と
聞かれればわかりません。
でも、いらないモノにあふれた空間より、片付いた居心地の良い空間での暮らしは
私の気持ちを変えたことにには間違いないと思っています。