1.老後がなんとなく不安でたまらない
50代に入ると私は、老後の生活費や資金のことがなんとなく不安に思っていました。
ただ不安に思っているだけで行動に移さなければ、いつまでたっても
不安なままなのはわかっていました。
でも何も行動を起こさないと、ただ無駄に時間が過ぎていくだけなのも
不安な気持ちが大きくなっていくこともわかっていたけれど
何をどうすればいいのか?
本当は答えはわかっていたけれど、目をそむけていたのです。
自分が夢見ている老後の生活ができない現実を、目の当たりにするのが
怖かったのです。
2.老後の不安を解消するにはまず資産の洗い出しをした
老後のことが不安なまま、何もしないで老後を迎えることになると
もっともっと不安になっていくかもしれない。
不安を解消するには、まずはわが家にどれくらいのお金があるのか
把握することにしたんです。
普通預金、生命保険の満期金、有価証券、定期預金、タンス預金
へそくり(笑)に至るまで、わが家は今お金がいくらあるのか?を
洗いざらい書き出しました。
また、これから入っていくるお金の予想を立てました。
退職金、年金(夫と私それぞれ月額どれくらいもらえるか)など。
次に、出ていくお金がどれくらいあるのか?
子どもの結婚資金援助、親戚とのつきあい、車の買い替えなど
この先どれくらいの出費があるのか?
足し算、引き算、掛け算、割り算を駆使して(笑)計算すると
はっきりとした数字が見えてきたのです。
その数字が私たち夫婦の老後の姿を見せてくれたのです。
私が夢見ていた老後の生活は、遠く及ばないけれど、人様のお世話にならずに
何とか生活していけるであろう見通しができたことで、大きな不安は解消されました。
あとは、夫が定年後継続して65歳まで雇用してもらえるかどうかだけでした。
3.無駄なことはないか?探してみる
当時、老後の不安を抱きながらも、いらないモノをせっせと処分していました。
いらないモノを処分していくうちに、狭くても快適に過ごせることを
実感していました。
そこで、モノだけじゃなく、節約できることはないだろうか?
そう考えるようになったのです。
生命保険の解約、医療保険や自動車保険の保険料の見直し、買い物の仕方など
我が家にとって無駄に払っているお金はないか?検討するようになりました。
それが節約につながっていくことになったのです。
節約なんて自分にはできない。
生活レベルを落とすことなんてできない。
みじめな生活を送ることなんてできない。
できなこと探しをしていた私は「できないと思い込んでいただけなんだ」と
恥ずかしい話やっとわかったのです。
4.老後はどう暮らしていくのか?を考える
これから迎える老後は、年金受給額の減額、国民健康保険料や介護保険料のアップ
消費税の増税など不安材料が待ち構えています。
少ない年金で生活しなければならないのに、税金や社会保険料の負担が
重くのしかかってくるので財布のヒモをゆるめることができません。
なので、我が家の場合、キツキツの資産で老後を暮らしていくには
どう暮らしたいか?という明るい未来ではなく
今あるお金でどう暮らしていくのか?が大事なのです。
これも、我が家のお金がいくらあるのか?
数字が見えたことが大きかったと思っています。
ただ、いくらお金がないといっても、じ~と1日中家に居て
3食食べて毎日を送るにはあまりにも空しすぎます。
ささやかでも、楽しみを持ち、お金の使い方もメリハリをつけて
すこやかに老後を暮らしていきたいと思っています。