老後のためにと断捨離しても家族の協力を得られなくても焦らない。

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1.断捨離は自分の所有物から始める。

ガラクタでいっぱいのわが家をどうにかしたい。

いっそのこと全部捨ててしまいたい。断捨離をする前の私はそう思っていました。

 

夫の転勤をきっかけに断捨離を始めたのですが、そこで私は大きな間違いを

してしまいました。

 

モノの捨て方を知らなかった私は「私がガラクタと思っているなら家族も同じだよね」と

夫や子どもたちのモノまで処分してしまったのです。

 

シミのついたブラウス、かかとがすり減ったパンプス、8ミリのビデオカメラを

勝手処分したところ

長女が「おか~さ~ん。私のブラウスとパンプスないんだけど」と。

 

私「ブラウスにシミが付いていたし、パンプスはすり減っていたから、

とっくに捨てちゃったわよ」

 

すると長女は「シミは取ろうと思ってたし、靴も修理に出す予定だったんだよ!

なんで言ってくれなかったの!!私のモノに触らないで!!」

 

8ミリのビデオカメラなんて、もう使えないのに夫は

「使えたのに!もったいない。なんてことを!」と。

 

私は、捨て魔というレッテルを家族に貼られてしまい、探しモノが見当たらないと

必ず「お母さん捨ててないよね!」と疑いの目で見られるようになってしまいました。

 

この件から、私の所有物以外は絶対に手をつけるまいと心に誓ったのでした(笑)

 

2.家族のガラクタが目につくようになっても触らない。

断捨離を始めて、その効果を実感するようになると、家族の持ち物が気になってきます。

引き出し閉まらないほど衣類を詰め込んだ子どもたちの整理ダンス。

 

そこには、伝線したストッキングやくたびれたインナーが詰まっていることを

知っている私は「タンスの中の着られないモノ捨ててもいい?」と聞いたら

「ダメ!自分で買ったモノだから自分でするから!」と。

 

もう、子どもじゃないんだから、本人が考えているのなら任せよう。

汚部屋になったら、何とかするだろう。とその後は一切言わない。

触らないことにしたのです。

 

3.家族が断捨離に協力的でなくても焦らない。

私が断捨離に夢中になっているからといって、家族も同じ方向に

目が向いているわけじゃありません。

 

当時の夫や子どもたちは、私のことを「何か捨ててるんだろうな」ぐらいにしか

見ていなかった思います。

そばで見ているだけ。自分もやってみようと行動を起こすことはありませんでした。

 

しかし、食器棚に詰め込んだ食器や収納ケースを処分することで、

使いやすく居心地のよい部屋を肌で感じるようになってくると変わってきたのです。

 

ある日長女が「今度の日曜日、私の部屋を断捨離するから手伝ってくれる?」と

言ってきました。

 

ここまで来るのに、時間がかかったけれど、やっと断捨離する気になってくれたことは

とても嬉しいことでした。

 

結婚生活の年数分ためてきたガラクタは、そうそう簡単に処分することはできません。

焦らず、少しづつ断捨離することで、その良さを実感することになります。

 

断捨離で家族の仲がギクシャクすることを避け見守ることが

わが家の断捨離のルールなのです。

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