1.50代でやっと他人のことを羨ましいと思わなくなった。
人生50年以上も生きてくると、それなりにいろいろなことを経験してくるもの。
特に、結婚して子どもを持ってからは、自分よりお金持ちの家が羨ましくて
仕方がなかった。
大きな家に住み、外車を乗り回して、子どもの成績もいいママ友がいた。
自慢話されるんじゃないか?バカにされるんじゃないか?とそばに近寄れなかった。
実際、私のことを下に見る人もいた。
私だって家計のために働いているし、子どものために心を砕いているのに
何で?何で?と他人と自分の生活レベルを比較してイライラが止まらない。
時に、夫や子どもたちに八つ当たりしたことだってあった。
そんな私を見た母は「人の人生が幸せだったかなんて、棺桶に入るまでわからないものよ」
と諭してくれた。
つまり、今、幸せやお金が満たされていても、死ぬまで永遠に続くかわからないってこと。
その時は、「そんなわけないでしょ。お金がなくちゃいつまでたっても
幸せになんかなれないよ」としか思えなかった。
でも、50代に入って、2人の子どもたちが社会人になった頃から
やっと他人を羨ましいと思わなくなってきた。
それはきっと
人生の残りの時間が少なくなってきたこと。
他人を羨ましがる負の気持ちを持ち続けても、自分は決して幸せにならない
ということがやっとわかったからでした。
今でもたまに、羨ましいなぁと思うことがあっても、強烈に羨ましい!
という負の感情が沸いてくることはありません。
他人との比較から自分を解放させることが、こんなに楽なら
もっと早くに気づけばよかった。
2.残りの時間を充実させることを考えることの方が大事だ
他人を羨ましがってばかりいた30代~40代。
あまりにも長い時間、負の感情をかかえ過ぎていた。
時間のムダだったと今は後悔ばかりだけれど、死ぬまで他人と比較に苦しまないで
よかったんだと考えるようにしている。
残りの時間は、長生きしても30年とないでしょう。
その間私には、両親の介護そして最後を看取る使命が待っている。
親の介護や看取りが、壮絶なことはママ友たちの話から聞いているけれど
こればかりは、実際やってみないとわかりません。
それも私の人生の一部なんだを受け入れて、残りの人生を少しでも
充実させたい。
残りの30年を後悔しないために、老後のお金も健康も楽しみも自分が良いと
思うことをやっていこうと思う。