それまでは老後のお金や夫や子どものことだったけれど、60代で年金生活に入ってくると話題に変化が出てきます。
主な話題は
1.病気
2.介護(親・自分)
3.お墓
この3つの話題は、いつの世も年齢を重ねると出てくる話題らしい。
そこで、友人たちとの会話をまとめてみました。
1.病気
60代の友人には、まだまだ元気で現役で働いている人が多い。そんな中元気そうに見えても持病の薬を飲みながら働き続けている人も。
情報通の友人から、学生時代の同級生の中に、胃がん、子宮がん、乳がんといった女性特有の病気で手術した人。くも膜下出血で3年前にすでに他界した人など。
決して他人事ではなく、60代は死に対して向き合う準備する年代だかもしれません。
「○○の病院は評判がいいみたい」とか「サプリメントは○○が効くみたい」なんて情報が飛び交うのも50代ではなかったこと。
2.介護
親の介護がすでに終わっている人、これからの人とそれぞれ。親の介護が終わった人からのアドバイスはありがたいもの。
私は、故郷に両親がおり年に数回帰省をして様子を見に行っている。よく聞かれるのが「いざ介護が必要になった時はどうするの」と。
親の介護がすでに終わっている人の中には「親子が納得するなら、遠距離介護をすすめるよ」とアドバイスくれるひとも。
今は介護サービスが充実しているから、ケアマネージャーとの相性がよければ遠距離でも十分。それに万が一施設(公共)に入れたい時は、子どもが遠くに住んでいると有利になることもあると。
実際に介護が必要になった時は、私と両親の話し合いと介護サービスについて広く情報が必要かもしれないけれど、友人たちのアドバイスは心強いものです。
さらに、自分たちが介護が必要になった時どうする問題も話題にのぼります。
生涯独身の友人は介護付き有料老人ホームを検討しているらしい。子どものいる友人たちの共通の願いは、子どもへの負担を最小限にするにはどうしたらいいのか?お互いの知恵を出し合ってみたりしている。
3.お墓
先祖からのお墓に入ることになっている人はいいが、独身者やお墓を継承する男の子がいなかったり、ひとりっ子同士の夫婦にとってお墓は大問題。
私はひとりっ子で夫の姓で結婚したので、両親と一緒のお墓に入ることができません。夫は二男なので私たち夫婦のお墓を新しく買う必要があります。
友人のひとりは、2つの姓の違う家が一緒に入る「両家墓」を購入して、すでに夫の両親と友人の父親がすでに「両家墓」に眠っているとのこと。
私はこの「両家墓」という存在を知らなかったので、お墓の世界にこのようなシステムがあるのかとびっくりしました。
少子高齢化でお墓の守る男の子が必ずしも生まれるわけではない今の世の中ではある意味「両家墓」の需要はあるかもしれません。
4.まとめ
親世代が60代の時に考えていた老後と、私たち60代がこれから迎える老後では違う世界が待っているといってもいいのではないでしょうか。
子どもに頼らない自立した老後をどう生きていくのか?そしてすべてのものがデジタルへと向かう世の中に置いて行かれないようにしなければなりません。
今はネットでなんでも検索し情報を得ることができますが、人とのつながりから得られる身近な情報も大事にしていきたいと思っています。