シニア60代の妻たちが抱える悩みはお金・健康・住まい・お墓について

スポンサーリンク
人間関係
SPONSORED LINK
スポンサーリンク
SPONSORED LINK

1.シニア60代の主婦たちが抱える悩みはお金・健康・住まい・お墓

久しぶりに学生時代の友人たち5人とランチをしました。

私を含め友人たちは60代の専業主婦で、その夫たちは定年を迎え雇用継続で働いています。同じ環境のゆえ話題にのぼったのが「お金・健康・住まい・お墓」についての内容についてご紹介します。

1.健康問題

60代は元気なようで時に徐々に老化へと向かう年代。友人から学生時代の同級生がくも膜下出血と乳がんですでに亡くなっていることを聞かされました。

残された家族は「人間ドックに行っていれば。健康診断を受けていればこんなに早く亡くならなかったかもしれないに」といって悔やんでいたとのこと。

学生時代の彼女たちは元気いっぱいで、どんなことも手を抜かず頑張り屋さんだったから、私は驚きと無念さでいっぱいに。

もしかしたら、彼女たちは元気いっぱいの身体を過信してたのでしょう。

女性の寿命は87歳。いつどんな病気や災難がやってくるかは誰にもわかりません。

でも日々自分の身体を労わり、機会があれば健康診断や人間ドックの検査を受けることは家族の幸せにもつながるということを再認識しました。

2.年金・老後資金

夫が60歳の定年を迎えると引き続き雇用継続としてそのまま会社に残って65歳まで働くことを選択する人がほとんどです。

それは年金が出るまでの間無収入では生活できないから。一方夫たちは「現役時代と同じ仕事量なのに給料は半分以下。すぐにでも辞めたい」と本音を漏らしているとのこと。

長生きリスクにそなえて老後資金を食いつぶさないために「働かざるを得ない」が現実なのです。

いかに夫婦の年金だけで暮らしていくかの知恵を絞り、老後資金の目減りを防ぐ方法を考え続けるしかないと私たち共通の課題でした。

自分ばかりがお金の不安を持っているのではないという実感と、友人たちも同じだということに少しホッとした気持ちになったのでした。

3.住居

60代のマイホームは、ローンを完済した後にやってくるメンテナンスをいつするのかを考える時期になっています。

築20年以上も経つと水回りや外壁の塗装、屋根の修理などメンテナンス代の高額の費用が重くのしかかってきます。

自分たちの子どもはそれぞれにマイホームを持ち、一緒に住んでくれる子どもがいないのに果たしてマイホームを残しておいていいのか?いずれは空き家となって子どもたちの負担になりはしないか?

マイホームを持っている友人たちの悩みだそう。

戸建てなら外壁、屋根、水回りと軽く500万円以上の高額出費になることも。マンション住まいは、大規模修繕が迫っているのに住民の同意が得られず、売ることさえもできないらしい。マイホームのメンテナンス代も老後資金を脅かすことのひとつだと。

それと、すでに親亡き実家の空き家を売却するか、存続させるかで姉妹でもめている友人。

家族がともに暮らした実家。姉は更地にして売却したい考えだけれど、妹は思い出のある実家を解体することに反対しているという。話は平行線のまま時がすぎ、実家の老朽化が目立ってるとのこと。

多額の住宅ローンを払い終わったら、メンテナンス費用がかかり「いったいマイホームって何なの?金食い虫でしかない!」と言った友人も。

4.お墓

ひとりっ子同士で結婚した友人にとってお墓は大きな問題でした。さんざん考えた結果、妻と夫それぞれの家のお墓を1つのお墓にする両家墓を選んだとのこと。

つまり、墓石に2つの家の名前があって、夫、妻それぞれの両親が同じお墓で眠っていり、さらに自分たち夫婦も一緒に埋葬されるお墓らしい。

両家墓にしたのは、両家の宗教が同じだったこと、宗教自由の市営霊園だったからできたとのこと。

私は両家墓という存在を友人から聞くまで知りませんでした。私はひとりっ子で夫は二男です。自分たちのお墓をどうしたらいいのか?まだ、手つかずの問題に私たち夫婦はこれから向き合わなければなりません。

私の両親は健在で今お墓をどこにするかを親子で考えている最中です。両家墓も選択肢のひとつに提案してしてみようと思っています。

2.子どもに負担をかけないこと

友人たちとの話で盛り上がったのは自立した老後をどう過ごすかということ。子どもに依存しない老後を生きるのが私たち世代なのだと。

それには3つのことを

1.借金を作らない

友人は、子どもから住んでいる家を建て直して二世帯住宅を建てたいとの提案があったそう。資金は親子リレーローンで親である友人も負担してほしいとのこと。

やっと住宅ローンを完済して、メンテナンスにどれくらいお金がかかるのかを考えていた最中の思いもよらぬ子どもからの提案に悩んでいるらしい。

二世帯住宅に住めば、共働きの子ども世帯の役にたつこともあるだろうし、病気をしたり万が一ひとりになっても心強いはずだから賛成したいところ。

でも問題は資金。今更ながらローンを組むなんて恐ろしいし、滞納したらどうしたらいいのか?借金を子どもに残すことになってしまうのではないか?と。

この話を聞いて私は、子どもが自立し夫婦2人で穏やかな暮らしが待っていると思っていても、まさか親子リレーローンという名の借金で悩むことがあるんだと驚くばかりでした。

2.空き家を残さない

少子化で人口が減少していくなか、親の空き家が売れないことが悩みのひとつ。

これに加えて、自分たちが住んでいるマンションや戸建てをどうするか?売れるうちにさっさと売って賃貸に住み替えたいという友人も。

なぜなら、子どもたちは都会の大学に進学しそのまま就職、そして結婚後マイホームを持っている。友人は息子に「お母さんたちの家に住むつもりもないし、いらない」と言われたと。

友人は、親の空き家と将来空き家になるマイホームの2件の空き家対策しなければならないと頭を抱えています。

空き家は地方ほど、売れる物件は少なく、固定資産税を払いながら売れる日を待っているのが現状。

空き家問題は、自分たちの手に負えるものでなく、国の制度改正などが必要になってきているのではないでしょうか。

3.自立した老後

できるだけ子どもの世話にならず自立した老後を暮らすにはどうしたらいいのか?

今の子ども世帯は共働きが当たり前。子どもができるとマイホームを持ち、子どもを保育園に入れる。

子ども世帯は、自分たちの生活で精いっぱいなのに私たち親の世話まではできないだろうし、同居する部屋すらないのが実情。

私たちも同居して気を使うくらないならひとり暮らしのほうが自由気ままに暮らせるとの意見で一致したものの、体が無理をきかなくなった時にどうしたらいいのか?

それまでに老後資金は残っているのか?子どもに介護で迷惑をかけないために何はともあれ健康第一だと意見が一致。

3.まとめ

私たちの親は、高度経済成長期にマイホームを持ち、親の介護は長男が担当し、年金は潤沢にもらえ、老後資金はバブル期に高利率の金融商品や不動産を購入した世代。

私たちから見ると恵まれていたといえるでしょう。

一方で私たちは、住宅ローンの返済に加え年々高額になる子どもの教育費にあえぎながら、コツコツ貯めた老後資金も年金の埋め合わせに先細りする不安を抱える世代です。

私たち60代の老後は、親世代とは違う老後の世界が待っていることを自覚すしなければいけないとの共通の意見でした。

SPONSORED LINK
人間関係 友人
スポンサーリンク
シェアする
瑠璃子をフォローする
老後すたいる