「50代で賃貸で暮らすのは恥ずかしい!」を解決する方法と3つのやるべきこと

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1.50代で賃貸暮らしを恥ずかしいと思う理由は?

夫が転勤族などの理由でマイホームを購入する機会を逃してしまって50代でも賃貸に暮らしている人が多いのではないでしょうか。

なかには50代で持ち家を購入するには住宅ローンが払えないなどの問題から50代で賃貸暮らしは肩身が狭く恥ずかしいと思っている人もいるでしょう。

50代でマイホームを持たず賃貸暮らしはなぜ恥ずかしいのか?また、この先賃貸で暮らしていくと決めた時にやっておくべきことをご紹介します。

1.まわりが持ち家なので賃貸の自分が恥ずかしい

50代になるとまわりが戸建てやマンションなど持ち家に住んでいる人がほとんど。持ち家だとリノベーションの自由度が高く、自分好みのインテリアに囲まれた暮らしができることに羨ましく思うのは女性なら当然のことです。

ゆえに、賃貸に住んでいる自分と比べて持ち家に住めないことが恥ずかしく思ってしまうのではないでしょうか。

あなたが賃貸で暮らしている理由は何ですか?夫が転勤族だったから?お金がなかったから?理由は人それぞれですが、自分が持ち家を購入することができなかった理由を今一度考えてみましょう。

賃貸でもしっかり老後に備えて貯蓄をしているのであれば、何も恥ずかしく思うことはありませんし、今お金がないなら貯蓄に励みつつ収入を得る方法を考えればいいこと。

50代で教育費と住宅ローンのダブルパンチで家計が赤字で悩んでいる人が多いのです。

以前NHKの番組で奨学金を返せない社会人へのインタビューがありました。ある女性は「親から住宅ローンがあるから大学の学費は出せないといわれたから奨学金を借りた」とのこと。

就職したものの病気で退職して無収入になっても奨学金を返済しなければならず大変だと。親は住宅ローンの返済に、子どもは奨学金の返済に四苦八苦している状況なのです。

他人家のお財布事情はわかりません。立派な家に住んでいても家計は火の車なんて話はザラにあります。

賃貸に住んでいることを恥じるより、大人がお金の見通しや管理ができないことの方が恥ずかしいと思います。

2.持ち家の話題についていけない

持ち家の人が集まると住宅ローンの返済や借り換え、リフォームや住み替えなど住まいにかかるお金が話題に上ることも少なくありません。

住宅ローンを組んだことのない賃貸暮らしは話を聞くだけで参加できず、孤立感を味わうことがあるでしょう。

私はママ友のひとりに「住宅ローンがないだけ幸せね」と言われたことがあります。それが嫌みだったのかもしれませんが私は「そうねぇ~」と聞き流しました。

人は自分と同じ悩みを持つ人と共感したいもなのだと理解していれば、話題についていけなくても恥ずかしく思う必要はないのです。

3.持ち家に住んでいることがステータスだと思っている

地域や世代によってマイホームを持つことが一人前、50代なら持って当たり前の年齢と思っている人も少なくありません。私も親類が集まる席では叔父や叔母から「いったい、いつになったら家を買うの?」と言われました。

もしあなたが持ち家を持つことがステータスだと思っていたり、まわりの人から家を持つよう強く言われていたら、賃貸であることを恥ずかしく思うかもしれませんね。

でも、50代のこれから家を持つことで住宅ローンが返済できるのか?たとえ返済できたとしても夫婦が亡くなった後の空き家の管理、売却の手続きは誰がするのでしょうか?

今や不動産は負動産ともいわれ、親の不動産はいらないと兄弟間のトラブルにまで発展しています。昔は土地さえあれば相続しても価値があったものの、少子高齢化が進むなか子ども世代にとっては重荷にさえなってしまうのです。

むしろ賃貸なら空き家の心配がない分子どもに迷惑をかけない安心感があるとの考え方もできます。持ち家がステータスの時代は終わりに近づいているといってもいいのではないでしょうか。

4.賃貸に住んでいると貧乏だ思われている

賃貸に住んでいることがわかると、あからさまに見下してくる人がいます。また、我が家のお財布事情を知らないはずなのに、自分と比較して優越感にひたりたい人、賃貸に住む人は貧乏なのだと決めつける人は少数派ではあるもののいることは事実です。

貧乏と思われようが、見下されようが50年の人生経験を積んだ人間として聞き流すこと、そのような人とかかわらない度量が試されているのだと胸に収めましょう。

賃貸に住んでいてもしっかりとマネープランを立て資産を貯めているのなら貧乏と思われても怖いもの知らずのはずです。

2.50代で賃貸暮らしが恥ずかしいを解決するには持ち家を購入すること

どうしても賃貸暮らしが恥ずかしいを解決したいのならば、これはもう持ち家を購入するしかありません。

1.現金一括で購入する

50代で賃貸暮らしであれば、まとまった額の貯蓄があるなら現金一括で持ち家を購入するのもよいでしょう。

その場合、子どもが巣立っていればこの先夫婦2人の生活に必要な広さは2LDKのマンション、戸建てなら平屋にすれば老後の資金を大きく減らさない工夫をすることです。

2.住宅ローンを組む

50代から住宅ローンを組む場合は頭金を用意して月々の返済額の負担を少なくすること。

そして、50代以上に住宅ローンを貸し出してくれるかどうか早めに検討してみることです。

3.【リ・バース60】を利用する

【リ・バース60】とは、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が提供する「住宅融資保険付きリバースモーゲージ型住宅ローン」のことです。

この【リ・バース60】の特長を簡単にいうと、満60歳以上であれば、毎月の返済額が金利のみで借りられる住宅ローンで、契約者が死亡した時に住宅や土地を売却することで一括返済するしくみになっています。手持ちの資金を大きく減らすことなく住まいを手にすることができるのが魅力です。

ただ、死亡後に一括返済するシステムのため、子どもへ財産を残すことができないこと、住宅ローンなので審査に通るか事前に調べてから利用するのが良いでしょう。

3.50代で賃貸暮らしを恥ずかしいと思う前にやるべきこと

1.50代は浪費から卒業しよう

子どもの教育費がそろそろ終わりを告げる50代。生活費に余裕が出てくるとついつい財布のひもが緩みがちになるものです。

老後の生活費は年金や退職金もあるんだからどうにかなるわよ!と浪費を重ねていると体にしみついて抜け出せなくなり、ついには破産にまで追いつめられる羽目に。

老後の生活において私たちの親世代は、どうにかなったかもしれませんが、今50代が待っている老後は親世代よりも厳しいと言わざるを得ません。

少子高齢化の加速で年金の受給額が減らされたり、年を重ねるごとにかかる医療費や介護費用の負担増。また亡くなった時の葬儀費用から墓石の購入と、いったいいくらあったら暮らしていけるの?というくらい老後はお金がかかります。

さらに、子どもが結婚すれば結婚にかかる費用の援助やお祝い金、孫が産まれれば出産祝いや初節句とお金を包まなければなりません。そのような時親としてお金がないので何もしてあげられませんでは恥ずかしいですよね。

賃貸暮らしであっても身の丈にあった暮らしをし、出すべき時にはそれに見合った額を包むことができる親であることこそが大事だと思います。

2.老後のライフプランを立てよう

よく50代は人生最後の貯め時といわれています。ただ目標もなく闇雲に貯蓄するのではなく老後のためのライフプランを立てることをおススメします。

例えば、夫が50歳なら定年まであと10年。この10年でいくら貯められるか?今ある資産はいくらか?退職金はいくらもらえるか?など60歳の時の資産の総額をはじいてみます。

生涯賃貸暮らしであれば、老後は賃貸料を含め年金で足りない生活費を補う分とイベントにかかる費用を資産から取り崩して生活していくことになります。

ライフプランをシミュレーションできるサイトがあるので資産してみるとよいでしょう。

金融庁「ライフプランシミュレーション」

ライフプランシミュレーション : 金融庁
NISA(少額投資非課税制度)のしくみや投資について基本から解説します。資産運用は計画性がとても大切です。将来を見据えて、長い目で見たマネープランを立てましょう。

3.生活費のダウンサイジングをしよう

子どもが巣立つと生活費がかからなくなるといわれています。実際、我が家も食費や電気ガス水道などの光熱費は夫婦2人になってからは、かからなくなりました。

でもその額は期待するほどではなく、むしろ積極的にダウンサイジングしたことで生活費を削減できたと思っています。

例えばお金の面では、車の自動車保険や医療保険の見直し、格安スマホへの変更などいわゆる固定費を下げることが一番効果がありました。

また、生涯賃貸で暮らす場合、家賃にかかる費用をいかに抑えることがポイントになってきますから、使っていないモノを断捨離して生活のスペースもダウンサイジングしてきました。

消費する生活が中心であった子育てが終わった50代だからこそ、ムダを省いた生活を始めることができるのです。今からお金とモノのダウンサイジングすることをおススメします。

4.50代で賃貸暮らしでも子どもに頼らず生きていくことこそが大切

1.子どもを一人前にしたことに誇りを持とう

50代はそろそろ子どもが社会人となり家から巣立つ時を迎えます。それまでは風邪をひかせないように注意を払い、授業についていけているだろうか?お友達とのトラブルに頭を悩ませたり、進路はどうするの?子どもと一緒に泣き、笑い、励まし、常に子ども中心の生活を続けてきてやっと一人前の社会人に。

人ひとりを育て上げたことは、人生で最大の偉業を成し遂げたこと、賃貸暮らしであっても、子どもと一緒に走り続け一人前にしたことを誇りを持持ってもいいと思うんです。

2.子どもに頼らず老後を生きていくことのほうが大事

夫婦共働きが当たり前で、子どもを保育園に預けながら仕事に家事に育児にと忙しい毎日を送っている子ども世代。

さらに住宅ローンに上昇する教育費と子ども世代もお金のやり繰りに頭を悩ませているのを見ると、私たちの老後の面倒まで頼むことはできませんよね。

賃貸暮らしであっても、子どもにお金の心配をかけることなく自分たちの老後資金を貯めることの方が大事なのです。

5.まとめ

しばしば持ち家VS賃貸のどちらがお得か?どちらが良いのか?と話題にのぼりますが、今回は「50代で賃貸暮らしが恥ずかしい」という視点を私の経験を踏まえて書いてみました。

生涯賃貸暮らしを考える上で心配なことのひとつに、「高齢者になっても部屋を貸してくれるのか?」という問題があります。市営住宅や県営住宅では条件を満たせば貸してくれますし、UR賃貸では「高齢者向け優良賃貸住宅」を提供してます。

また、少子化が加速しているのもかかわらず新築賃貸物件が増えているといわれています。つまり借りたい人が減っているのに賃貸物件が過剰に作られているのですから空室率ますますアップすることに。

そうなると、大家さんにとって空室は即収入減になりますから高齢者に貸さないわけにはいかない時代がやってくるかもしれません。

そうは言っても、生涯賃貸で暮らす予定であれば、高齢になっても住める賃貸物件があるのか?家賃はいくらまでなら払えるのか?など50代から調べて足りなければ貯蓄に励むなどの対策が必要です。

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