まだまだ50代には負けないぞと思っていても、60代の体の衰えは気が付かないところからジワジワとやってきます。
あら?昨日までサラリとできたことが、今日はなんで時間がかかるのだろう?これが60代に突入した体の変化かもしれません。
そんな体の変化はこれからスピードを上げてやってくるでしょう。その時のために私は生活の見直しをしています。
取り掛かっているのは、物を買う時に基準を決めて、れに合うものかどうか?使い続けられるものかを吟味してから購入しています。
毎日の食事のための食材、家電、食器の3点について購入する基準と使ってみた感想をご紹介します。
1.食材
夫婦2人になると1日の食事の量が少なくなり、家族4人の時のように食材を丸ごと買っていると、つい冷蔵庫の奥にあるのを見過ごして腐らせたり、冷凍保存をしても解凍が面倒で廃棄していました。
そこで、食材を使い切る、ムダにしないために、カット物や袋詰めの食材を購入の目安にしました。
【食材を購入する目安】
1.カットされたもの(1/2、1/4カット、1/2束)
2.袋詰め野菜(千切りキャベツ、ミックス野菜)
野菜のうち、根菜類はかぼちゃ、白菜、大根、は1/2、1/4にカットされたもの、葉物野菜はほうれん草、春菊、青梗菜は1/2束に小分けされたものを購入することにしています。
コロッケやてんぷらに添える千切りキャベツは、そのためにわざわざ買うことはしません。思い切って袋詰めのを使った方がストレスがないのです。
【メリット】
1.食べきってしまうので罪悪感がなくなる。
2.残った食材の管理する手間が省ける
3.冷蔵庫の残っている食材にストレスを感じなくなる
4.葉物は茹でるときの水は少量でOK
野菜のカット物や袋詰めを買うと割高感がありますし、すぐに使い切ってしまうので買い物の回数が増えてしまいます。
【デメリット】
1.少量では割高
2.買い物の回数が増える
今のところは、野菜を丸ごと買ってムダを出すよりは、ストレスや罪悪感がない方が勝っています。
2.家電
年金生活においてどのような基準で家電を購入するのか?はとても重要だと思っています。
白物家電と呼ばれるもので、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機は毎に使うもの。
家電を購入するときについ新製品や最新の機能に目がいきがちです。
でも、家電を購入したら10年は使うことを考えれば、その先10年自分の視力、体力の低下で使いこなせるのかを選択肢の一つに入れることにしています。
【家電を購入する目安】
1.小さい(容量、サイズ)
2.軽い
3.使いやすい(ボタンが大きいなど)
4.掃除がしやすい
5.シンプルな操作性
近年我が家が購入した家電は、冷蔵庫、掃除機、電子レンジ、フードプロセッサーなどがあります。
冷蔵庫は450Lから350Lの容量の少ないもので、内部の棚板やボックスがはずしやすく、掃除がしやすいタイプに。
掃除機は、キャニスター式は本体を持ちながらの掃除がいずれ腕に負担がかかるとの判断から
コードレスタイプを選びました。
電子レンジは、庫内がフラットで操作ボタンの大きいもに。
表示がわかりやすいのも購入の決め手に。
フードプロセッサーは本体が軽く洗いやすく、操作が単純なものに。
【デメリット】
1.シニア向け家電の種類が少ない
2.価格が安いと使い物にならないことも。
ダイソンを購入する前に、2万円台のコードレスタイプの掃除機を使っていましたが、吸引力が弱いうえに、本体内にたまったゴミの処理に手間がかかって使いづらい思いをしました。
毎日使う家電だけに予算よりも高くついても、将来を考えて購入する目安にそって選ぶことにしています。
3.食器
毎日使う食器も大皿から軽くて小さい小皿へとごはん茶碗も片手にすっぽり入るくらいのものを使うようになりました。引っ越しのたびに食器を処分したり人にあげたりしました。
小皿や小さい茶碗類は、メニューによっては数が多くなりますが扱いやすく、洗う手間もそれほど感じません。
先日も食後の食器を洗っていたら、ガラスコップを割ってしまいました。年を重ねてくると、毎日の何気ない作業も慎重に事を運ばないとケガをする恐れがあることを体感したのです。
【食器を購入する目安】
1.軽い
2.小さいもの
3.割れにくい素材
食器は軽くて、手に収まりがよく、割れにくい素材を購入の目安にしていますが、割れにくい素材は重くなりがちです。判断に迷ったときは、少々重くても割れにくい素材の食器を選ぶようにしています。
【デメリット】
1.食器の数が増える
2.洗い物が増える
食洗機が普及しているなか、我が家は食器を手で洗っています。食器の数が増えても小皿や豆皿なら洗いあがりの乾きも速いので苦にはなりません。
4.まとめ
総務省の平成28年「社会生活基本調査」によると
65歳以上の高齢者の1日に家事をする時間
男性は36分
女性は2時間52分
主婦は、夫の約5倍の約3時間を家事に費やしている結果となりました。家事が苦手な主婦にとっては毎日3時間もの苦痛に耐えていることに。
共働きの若い世代同様、高齢者にとっても年を重ねるたびに家事労働の時間は体力的に負担になってきます。なので割高感があっても、自分にとってやりやすい家事の方法を探ってもよいと思っています。
最近は、時短のための家電が続々登場していますが、シニアにとって使い勝手の良さはどうかと言われれば、まだ検討の余地はありそうです。