1.確実に届くかを事前に確認する
遠方に住む親戚や友人知人の出産の知らせを聞くと、すぐに「お祝いを送らなくちゃ」と
思いますよね。
現金にする?赤ちゃんの洋服にしようか?それとも、苦しい陣痛を乗り越えたお母さんに
何かプレゼントしたいな。
など、いろいろと考えるのは楽しいものです。
現金で送るなら、現金書留で、品物なら配送してもらうことになるでしょう。
そこで、注意したいのが送ったプレゼントや現金が確実に家族の元に届くのか
ということです。
特に、里帰り出産をした場合、お母さんと赤ちゃんは
約1ヶ月~2ヶ月は実家で過ごします。
お父さんは、仕事があるから普段は自宅で生活し
夫婦が別々に暮らすことになるのです。
我が家の長女も、里帰り出産で私たちの家で赤ちゃんのお世話をしましたが
お祝いの品や現金が自宅宛に送られているのに、手元に届いていない事態が起こったのです。
長女の夫は、朝は7時過ぎに出勤し、夜は10時過ぎに帰宅という
ハードスケジュールで働いています。
帰宅後「不在通知書」が届いていて受け取りたくても、その時間帯に自宅にはいないことが多く
再配達が難しくなてしまうのです。
お祝いの品や現金が送られていることはわかっていても
それが配送センターや郵便局にあって、手元には届いかない。
せっかく頂いたお祝いですから「今日届きました。ありがとうございました」の一言を
送り主に言いたくても、実物を見てもいないに言うわけにはいきません。
さらに、送った方も「送ってから数日たっているけれど、本当に届いたのかしら?」と
不安になることでしょう。
今は、荷物がどうなっているのかを調べる追跡をネット上でできますが
パソコンやスマホで確認する方法を知らない送り主なら、心配になるのではないでしょうか?
お互いに、気持ちよくお祝いをあげたり受け取ったりするにはどうしたらいいのでしょう。
2.お祝いの送り先を聞いてみる
出産のお祝いを贈るのは、親戚や友人など親しいお付き合いをしている場合が
ほとんどでしょう。
相手が里帰り出産をしているのがわかってるのなら
直接メールや電話で
「お祝いを送りたいけれど自宅がいい?それとも里帰り先がいい?」と
率直に聞いてみましょう。
「ありがとう。それなら、自宅に戻るのは○月○日なのでそれ以降でお願いできるかしら?」
または、「しばらく、自宅にはまだ帰れそうにないので
里帰り先に送ってもらっていい?住所は・・・・・」と対応ができます。
お祝いをしたい気持ちをムダにしないためにも
ざっくばらんに聞いてみることが大切です。
特別急ぐ理由がない限り、相手の都合を聞いてから送ると
受け取る側もその心配りに喜んでくれるはずです。
3.マナーは相手への気配りから
ネットやマナー本には、「出産祝いを贈るタイミングは
「生後7日~1ヶ月」とされています。
しかし、里帰り出産の場合、1ヶ月~2ヶ月は実家で産後の回復のために寝たり起きたりの
生活やなれない赤ちゃんのお世話をしているのです。
送る側が「マナー本には生後1ヶ月以内と書いてあるから、すぐに準備しなくちゃ」と
焦る気持ちもわからなくはないです。
でも、せっかくお祝いを贈るのなら、相手にも喜んでもらいたいと思って贈るはず。
その思いをのせた品物や現金が、スムーズに相手先に届いてこそ
喜びを分かち合えるのではないでしょうか?
まずは、送る相手が里帰り出産なら
自宅へ送る方がいいのか?
里帰り先に送ったほうがいいのか?
相手の都合を確認することが、相手への思いやりの第一歩です。
それが例え、マナー本に書いてある1ヶ月が過ぎたとしても
送り主も受け取る側も了解していれば何の問題もないのです。
マナー本はある程度参考にして
「どうしたら、相手が喜んでくれるだろう?
手間を取らせないようにするにはどうしたらいい?」
などの気配りこそがマナーなのかもしれません。
今回、長女が経験したことを身近で見て、自分も反省し
マナーとは何だろうと改めて考える機会になりました。