目次
1.「ねんきん定期便」の見方について
1.表面
「ねんきん定期便」は、毎年1回、誕生月に国民年金及び厚生年金保険の加入者(被保険者)
に対してハガキで日本年金機構から送付されます。
送られてきた「ねんきん定期便」で、自分の年金加入記録を確認することができます。
なお、年金機構が節目の年齢とした35歳、45歳、59歳は、封書での送付となります。
実際には、3枚つづりで糊づけされたハガキサイズが送られてきますが
このタイプはうっかりすると他の郵便にまぎれてしまうことが
あるので(←私だけ?(笑))注意が必要です。
私は確か45歳の時に、年金機構から封書で「ねんきん定期便」が送られてきたのに
「どうせ見たって額がふえるわかじゃないし」とポイと、どこかへしまって
わからなくした前科があります。
50代にはいってからは、そんなバカなことはしていません(笑)
さて、「ねんきん定期便」の見方について、私がチェックしているところをご紹介します。
※数字や月数は例として記載しました。
2.住所
①の住所を確認します。
私は、夫の転勤で引越しを繰り返しています。引越しのたびに郵便局に引越し先への
転送手続きをしていますが
年金機構には「被保険者住所変更届」を提出しなければなりません。
夫が会社員で妻が第3号被保険者(専業主婦など)の場合は、会社の担当者に
「被保険者住所変更届」を提出しているか聞いてみると良いでしょう。
自営業などの場合は、自分で手続きをおこなうことになります。
大事な年金の情報がつまった「ねんきん定期便」や、のちに年金をもらう年齢になった時に
申請の書類が届かないことのないようにしたいです。
糊の部分をはがすと2枚目と3枚目の内容が確認できます。
3.基礎年金番号
②の気を年金番号は、年金機構への問い合わせの時に必要です。
4.これまでの年金加入期間
③これまでの年金加入期間
現在では、年金を受け取るには300月以上(25年)保険料支払っていないと年金を
受け取ることができません。(免除、あ学生納付特例、猶予、合算など含む)
第1号被保険者(学生、自営業、フリーター)や第3号被保険者(専業主婦など)は
国民年金になります。
学生時代や結婚してから専業主婦になってからの月数を確認します。
一般厚生年金は、会社員として厚生年金に加入していた月数です。
独身の時、結婚後も会社員として仕事を続けてきた、パートや派遣で
厚生年金をかけてきた場合は、この一般厚生年金になります。
独身時代の年金は、忘れていることもあるので確認してみると良いでしょう。
5.老齢年金の種類と見込額(1年間の受取見込額)
④老齢年金の種類と見込額(1年間の受取見込額)
この欄で注意してみたいのが、Aの年齢とBの(報酬比例部分)です。
独身時代や結婚後も会社員で厚生年金に加入していた場合は、必ずここを確認しましょう。
まず、Aの62歳とあるのは、62歳から老齢厚生年金の一部である報酬比例部分の年金がもらえます。
120,000円(年額)は月額10,000円もらえるということです。
このAの年齢は、生年月日によって違ってきます。
以下の図が生年月日によって「特別支給の老齢厚生年金」の支給が開始される年齢です。
生年月日が昭和41年4月2日以降の場合は、特別支給の老齢厚生年金も65歳からの支給となります。
6.ウラ面
7.「最近の月別状況です」
⑤の「最近の月別状況です」は、⑥の国民年金(第1号、第3号9の納付状況の欄に記載されていることの説明になります。
↓
6.最近の月別状況です
⑥最近の月別状況です
直近の13ヶ月分の納入状況が記載されます。
もれや誤りなどがわかったら早めに近くの年金事務所に問い合わせるとよいでしょう。
7.【参考】これまでの保険料納付額(累計額)
⑦【参考】これまでの保険料納付額(累計額)
詳しい保険料納付額の計算方法が知るには日本年金機構のホームページで確認してみます。
2.まとめ
ねんきん定期便について、私がチェックしているところをご紹介してみました。
私は、独身時代と派遣で働いていた時に厚生年金に加入していました。
しかし、この「ねんきん定期便」で確認するまで、まさか自分が
「特別支給の老齢厚生年金」が支給されるとは思ってもみませんでした。
月額にすると微々たる金額ですが、もらえるのは嬉しいものです。
私は、年金のシステムは複雑でなかなか理解できませんが
全てをわからなくても、自分がどの年金をいつからもらえるのか?を
きちんと把握することが大切だと思います。
「ねんきん定期便」の詳しことは、ホームページで確認してみてください。