目次
1.食品ロスを減らし食べきる!きっかけを与えてくれたこと
夫がリタイアし年金生活に入ると生活費をいかに年金収入内で抑えるかが課題になります。
総務省の「高齢夫婦無職世帯の家計収支」2019年版をみてみると、消費支出239,947円のうち、食料の割合は27.7%で支出のなかで最も多くを占めています。
金額にして66,456円。
この金額が多いか?少ないか?は人それぞれですが、以前の我が家の食費から見ると少ない印象。
今までの私は購入した食材をムダにしないために余った野菜を冷凍したり、野菜を干してみたりと挑戦したもののどれも上手くいきませんでした。
そんな時に出会ったのが、井出留美著「あるものでまかなう生活」本の中にある「おうちサルベージ」という考え方です。
「おうちサルベージ」とは
家にあるもので何が作れるかを考えて料理をする
つまり食品庫、冷蔵庫にある食材を救出(サルベージ)することを意味します。
家にある食材を食べきってから買うことのメリットは頭ではわかっていましたが、私にはできないとはなから決めつけていました。
この本を読んでから、もしかして私にも冷蔵庫にある食材を使い切る!必要な量だけ買う!ができるかもしれない。まずはやってみようと思い立ち挑戦してみることに。
私が実践した食材を使い切る方法4つとメリット・デメリットについてご紹介していきます。
1.食材を使い切る方法
【食材を使い切る4つの方法】
1.食材はカット、少量を購入
2.調味料は使い慣れたものを厳選
3.乾物、缶詰を利用
4.コンビニと一汁一菜
2.メリットとデメリット
【メリット】
1.食材のロスが減ったこと
2.鮮度の良いものが食べられること
3.冷蔵庫の食材の管理がしやすくなったこと
4.冷蔵庫の掃除がしやすくなったこと
5.食材を捨てる罪悪感が消えること
6.生ごみが減ったこと
【デメリット】
1.買い物に行く回数が増えること
2.割高であること
1.食材は小さくカット、少量を購入
リタイヤした夫と私の2人分の食材は量よりも種類を厳選し、新鮮で小さくカットされたもの、少量を購入しています。
かぼちゃやキャベツは1/4カット大根は1/2カットを。長ネギやキュウリは1本売りを。
葉物は1/2に小分けしたものを購入。カットものは少々割高にはなりますが、夫婦2人では少量の方が新鮮なうちに食べきれロスがでないこと。それと冷蔵庫内の食品を管理しやすくなりました。
2.調味料は使い慣れているもの
私が食材の他にムダにしていたものに調味料があります。
塩、砂糖、醤油、みそ、酢、などの定番の調味料は使い切ってから順次新しいのを開封しますが
初めて作るレシピに普段使わない調味料があっても、わざわざそのために購入することをしないと決め、あるもので代用しています。
代用することで違った味わいを楽しめることもできるのも、ちょっとした楽しみになっています。
3.乾物や缶詰を利用
冷蔵庫の食材が残り少なくなった時に利用しているのが乾物と缶詰です。
乾物は、ひじき、切り干し大根、麩、高野豆腐、乾燥わかめ。
缶詰は、ツナ缶、サバの水煮、大豆、フルーツ缶
缶詰は、非常用に常備しているものから賞味期限切れに近いものから消費するようにしています。
切り干し大根は、人参さえあれば煮物ができるし、ひじきは人参と大豆缶を使って栄養たっぷりの五目ごはんができます。
スーパーで気に入った魚がなかったときには、もっぱらサバの水煮缶を利用。サバの水煮におろし大根とショウガと大葉の千切りをのせれば、醤油がなくてもおいしく食べられます。
4.コンビニと一汁一菜
1.コンビニ利用
家族の健康とおいしさを追求するには手作りが一番です。
でも、今日は疲れてキッチンに立ちたくない日もあります。そんな時は迷わずスーパーやコンビニの総菜で食べきれるもの利用しています。
コンビニの総菜は、ひとり用のコンパクトサイズで種類が豊富。そのまま食べてもおいしいですが、ひじきの煮物をごはんに混ぜたり、サラダチキンとコールスローのキャベツをドレッシングで和えたりいろいろ組み合わせて楽しんでいます。
2.一汁一菜でよいという提案
おかずの品数を増やすと食材のムダが出てきます。子どもが同居していた時は栄養、味、品数を考えながら食事を用意していました。
しかし夫婦2人になってからは野菜中心のうす味であれば、品数は少なくてもいいと思うきっかけをくれたのが、土井善晴著「一汁一菜でよいという提案」です。
「一汁一菜というスタイル(考え方)」が基本であればよいのです。
一汁一菜だからといって、ご馳走を食べないときめるわけではありません。いろいろな日があるわけで、それでよいのです。
一汁一菜は、白い炊き立てのごはんと味噌汁、それに香の物かおかずが1品で美味しくいただく。
時に、一汁三菜であったり、ご馳走を食べてもよいと。
この本に出合ったことで1日3食、一汁三菜を頑張らなくてもいいんだよと背中を押され、私の一汁三菜を作らなくちゃいけないの凝り固まった頭を解きほぐしてくれた一冊です。
また、品数にこだわらず、ごはんを美味しく、楽しみながら食べることがひいては食材のロスが減り、節約にもつながってきています。
5.メリットとデメリット
1.メリット
食材を食べきることを実践してした結果メリットは以下の6つです。
メリット
1.食材のロスが減ったこと
2.生ごみが減ったこと
3.鮮度の良いものが食べられること
4.冷蔵庫の食材の管理がしやすくなったこと
5.冷蔵庫の掃除がしやすくなったこと
6.食材を捨てる罪悪感が消えること
食材のロスや生ごみが減ったこと以外に、冷蔵庫内の食材の管理と掃除がしやすくなったのは思っていた以上のメリットでした。
食材が少ないと冷蔵庫の扉を開ければ一目瞭然で、いちいち容器のふたを開けて確認するストレスがなくなります。
また、液だれで冷蔵庫内が汚れていた調味料の数を厳選した結果、掃除をする頻度が少なくなったのもよい結果でした。
昔母からの「食材を捨てることはお金を捨てることと同じ」という言葉はいつも心に引っかかって罪悪感をもっていましたが、今ではその罪悪感からも解放されたことが何より嬉しいのです。
2.デメリット
デメリット
1.買い物に行く回数が増えること
2.割高であること
少量の食材を買っていると買い物に行く回数が増えてきます。ここで気になるのが必要のないものまで購入してしまうこと。
でも、食材を使い切る生活に慣れてくると、意外にも必要のないものまで買わない思考になってきました。今まであった「あった方がいいかも」「これがなくちゃチャレンジしたいメニューが作れないから」は自然と消えていきました。
少量は割高であることは否めません。ほうれん草1束98円で売られていればお得なのは間違いありませんが、ほうれん草1束のうち半束を処分したら49円を捨てたことになります。
それならちょっと割高でも食べきれる量を購入したほうが値打ちがあります。
買い物に出かける前に、冷蔵庫をチェックし購入リストをスマートフォンに音声入力をしています。
紙に書いたり、スマートホンに入力する手間もなく、スーパーについたらスマートフォンを開くだけなのでとっても便利です。
6.まとめ
食材を使い切る方法4つとメリット・デメリットをご紹介しました。
食材を使い切る4つの方法
1.食材はカット、少量を購入
2.調味料は使い慣れたものを厳選
3.乾物、缶詰を利用
4.コンビニと一汁一菜
メリットとデメリット
1.メリット
2.食材のロスが減ったこと
3.鮮度の良いものが食べられること
4.冷蔵庫の食材の管理がしやすくなったこと
5.冷蔵庫の掃除がしやすくなったこと
6.食材を捨てる罪悪感が消えること
7.生ごみが減ったこと
デメリット
1.買い物に行く回数が増えること
2.割高であること
食材をムダにしない方法でまだ実践していないことがまだまだたくさんあるようです。
機会があれば挑戦した結果などをご報告できればと思っています。