1.食べきる生活を始めた理由
私が食べきる生活を始めた理由は、これまではほうれん草や小松菜が特売で1束98円なら迷わず購入し、お財布にやさしいなどと得した気分で購入してきました。
しかし、ゴミの日には、毎回ため息をつきながら、後悔の念とともに腐りかけた野菜や食べ残しの総菜を処分するという後味の悪い思いの繰り返し。
そこで夫がリタイヤ(65歳)したのをきっかけに食材をムダにしない食べきる生活をしようと今実践しているところです。
食べきる生活をやってみて良かったと思えるのは、食材を捨てる罪悪感はなくなることや「冷蔵庫に残っている食べ物をどうしよう」といったプレッシャーから解放され精神的にとてもラクになったことです。
1/2にカットされた食材は少々割高ではありますが、野菜を茹でる水の量は少なくてすみますし、ゆで時間も短縮できます。年金生活を脅かすほどではなく、むしろメリットの方を強く実感しています。
しかし、世に出回る野菜すべてがカットされたものではなく、1個丸ごと売られている食材もあります。そんな時の食材を保存する方法をご紹介します。
2.残った食材を保存する方法
1.小さい密封容器を使う
シニア夫婦2人分の食材は、少々割高でも1/2カットしてある大根、ほうれん草、小松菜や1本売りのゴボウ、長ネギを積極的に購入しています。
それでも、ミニトマト、ブロッコリー、パプリカ、厚揚げ等、1回では使い切れない野菜や食材がでてきます。
このように残った食材は、100均の小さい密封容器に入れ冷蔵庫で保存します。
もともとの量が少ない、もしくは小さいものを選んでいるので、食べきれない食材も量が少ないので保存する容器も小さいもので十分。
まずは、密封容器を100均でいくつか買い求めました。内径タテ・ヨコ10cmの密封容器で電子レンジ用の蒸気穴を開けられるようになっていています。
密封容器の容量は400mlでパプリカなら半分、大き目のミニトマトは9個、ブロッコリーは1/3程度の食材を保存でます。
密封容器が小さいと洗うのも手間も感じませんし、保管場所を取らないといったメリットもあります。
2.ペーパータオルで包む
ゆで野菜は水分が出て腐る原因になるので、ペーパータオルを半分に折って食材の下に敷いて使います。この時、容器の食材がひと目見てわからるように側面から食材が見えるように入れます。
このようにすると、冷蔵庫を開けた時に食材の種類がすぐにわかりますし、密封容器に入っているものは早めに食べきる食材と決めているのですぐに手に取り使いやすくなります。
使い切れないといっても、せいぜい翌日か翌々日には食べてしまいますし、腐って捨てることはほとんどありません。
今回は食材をペーパータオルで包みましたが、使わなくなったフキンを再利用し密封容器のサイズにカットして使うとエコになるでしょう。
3.まとめ
食べきる生活を始めてみると、これまで使ってきた密封容器では少ない食材に対してムダに場所を取ることがわかり、小さい400mlを使って内容物が見えるように保存してみました。
すると、隅っこで忘れらた食材や総菜がなくなり、冷蔵庫内がよく見渡せるようになったのも大きなメリットでした。
ただ食べきるために1回に購入する食材が少ないので、1日おきぐらいに買い物に行かなければなりませんが、夫婦ともに時間がたっぷりあるので、散歩がてらスーパー行くのが習慣になりつつあります。
体力の衰えとともにキッチンでの調理は億劫になってきますし、残った野菜や総菜などの管理は主婦のストレスの原因にもなります。
キッチンでの作業時間を減らす意味でも、食べきる食材の購入と保存を続けていきたいと思っています。