50代妻が定年前夫と共有するのはお金・住まい・暮らし・健康の4つです。

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1定年前の夫とお金・住まい・健康・暮らしを共有する理由は?

私たち50代・60代の妻は、夫は仕事、妻は家庭を守るという昭和的な役割分担で家庭を運営してきました。

ところが、夫が定年を迎えるまで回っていた歯車が夫が定年を迎えたとたん歯車が狂い始めます。

さらに、同じ老後の未来を見ていると思っていても、実はそれぞれが違った方へ向いていることがわかるのも定年後の時期です。

実際、私たち夫婦も「えぇ?そんなこと考えていたの?」「前から言ってたよね!聞いてなかったの?」とお互いに思っていたことの違いにしばしば困惑することも。

残りの人生を夫婦が納得のいく暮らしをするには、腹を割って話し合い、すり合わせた結果を共有することが大切だと痛感しています。

私たち夫婦の反省をふまえて、夫の定年前に夫婦は何を共有しておけばよいのか?

その4つについてご紹介します。

【夫が定年前に共有したい4つのこと】
1.お金

2.住まい

3.暮らし

4.健康

2.お金

【お金で共有したいこと】

1.老後資金と生活費

2.収入と支出

3.お金の管理

1.老後資金と生活費

老後資金は手元にいくらあるのか?お互い年金はいくらもらえるのか知っていますか?

まずは、年金の受給額、退職金、財産(預貯金、有価証券、保険など)、住宅ローンや車のローンの残債など洗いざらい出して、老後のお金が足りるのか?足りないのか?足りない場合はどのように収入を得るのか?がとても重要です。

年金暮らしではボーナスがないので、ボーナス依存の体質になっていなか?

そして、老後の資金を何にどれくらい使うのか?これはのちに夫婦のもめごに発展する原因にもなりますから共有しておくとよいでしょう。

2.収入と支出

定年後も働いて収入を得る夫婦も多いと思います。

それぞれが働いて得た収入をどうするのか?生活費の補填、老後資金上乗せるにする、それぞれのおこづかいにするなど共有しておくことが大切です。

例えば、それぞれの収入をお小こづかいにすると、妻はおこづかいの中から仕事帰りにスーパーで総菜や日用品を購入してしまい家計への負担感から不満がでることも。

また、支出では定年後直近で発生しやすいのはおつき合い関連。

親や兄弟など親族の葬式、子どもの結婚や出産など。いくら包むのか?最初から金額を決め夫婦で共有しておかないと思わぬトラブルになることも。

特に子どもへの出費は財布のヒモが緩みがちです。「そんなに包まなくてもいいんじゃないの!」「子どもに恥をかかせるわけにはいかない!」といらぬ夫婦喧嘩へと発展していきます。

3.お金の管理

定年後のお金の管理はとても重要になってきますから夫婦のどちらがするのか?それぞれに担当を決めておくのか?

例えば、お金に無頓着な夫の場合は、妻が実権を握ったとしても老後の資金など家庭のお金事情はしっかり共有する。

定年後に発生する保険の満期金や相続など大きなお金は夫が担当、日々の生活費のことは妻が担当するなど夫婦にあったお金の管理方法を決めておきます。

ちなみに、我が家では、老後の資金(微々たる金額ですが・・・)は夫が、生活費については私が担当することになっています。

3.住まい

【住まいで共有したいこと】

1.マイホーム

リフォーム

住み替え

2.賃貸

どこに住むのか

マイホームを購入

1.マイホーム

老後はどこに住むか?はこれも夫婦にとって大きな問題となります。

マイホームを所有している場合は、リフォームをするのか?住み替えるのか?

思い切って売却して子どもの近くに住み替えるのか?

ここは、意見が分かれる夫婦が多いのではないでしょうか。

夫は、汗水たらして手に入れたマイホームで終の棲家として余生を送りたい。だからリフォームでいいと思っているかもしれません。一方妻は、リフォームにお金をかけるくらいならマイホームを売却して子ども夫婦のそばに引っ越したいと思っているかもしれません。

2.賃貸

賃貸の場合、賃貸のまま暮らし続けるのか?マイホームを購入するのか?または故郷に帰るといった選択肢もあります。

老後資金の目減りをさけるためにもっと安い家賃へ引っ越す場合でもマイホームを持っている人にもあるようにどこに引っ越すのかが問題になってきます。

場所や間取りも夫婦片方の考えだけでは進められませし、定年後に新しくマイホームを購入するとなると、住宅ローンが組めない年代となり老後資金からの出費となりますから夫婦納得のうえで決めなければなりません。

金銭面で余裕があれば、日本住宅金融支援機構の「リ・バース60」という60歳から利用できる住宅ローンもあります。

私たち夫婦は、老後も賃貸暮らしを予定していますが、どこに住むか?でもめにもめています。

私は、病院やスーパーが徒歩圏内で娘夫婦に近い場所を考えていました。ところが、夫はできれば故郷に帰りたいと。お互いの意見を尊重すれば、別居または卒婚の選ばなければなりません。

でも、夫も私もそれは望んではいないので、老後は「どこに住むか?問題」の決着はまだ先になりそうです。

4.暮らし

【暮らしで共有したいこと】

1.お互いを束縛しない

2.老後の夢

3.家事分担

1.お互いを束縛しない

人はひとりの時間がないとストレスがたまってしまいます。私たち夫婦は1日のおおまかなスケジュールを立てお互いを束縛しないことにしました。

我が家は2LDKの住まいなので、それぞれ個室を持ちリビングが共有の時間を持つ場所としました。

朝食後は家事をお互いに分担し散歩がてらスーパーで買い物、昼食後はそれぞれ個室やリビングで自由に過ごし、夕食後は一緒ににアマゾンプライムやwowowで映画やドラマを鑑賞するパターンに落ち着いています。

その他に、お互いの趣味や人付き合いを尊重し相手の領域に踏み込まないこと。相手の時間を束縛しないことを早めにすり合わせておくとよいでしょう。

2.老後の夢

夫婦ともに残りの人生今までできなかったことや夢を実現したいことがあるはずです。

夢にはお金がつきもの。叶えたい夢は叶えられるのか?許容範囲は?夫婦で話し合い共有することが大切です。

例えば、夫の夢が田舎で農業をしたい、キャンピングカーで日本一周をしたいと言ったらどうしますか?その夢に賛成し同行できるでしょうか?これは大きな出費をともなう夢です。

妥協案として、農業がしたいのであれば、畑をレンタルして家庭菜園から始めてみる。キャンピングカーで日本一周したいのであれば、マイカーにキャンプ道具を載せキャンプ場巡りをするなど話し合っておくことも大切です。

お互いに歩み寄ってどこまでなら老後の夢を叶えられるのか?話し合い共有することがトラブルを避ける方法のひとつだと思います。

3.家事分担

定年後の家事分担はどうするのか?

私は、夫に家事を分担してもらうことは大きな意味を持っていると思っています。

夫に家事の分担について話を持ち出すと「家事から解放されたいからだろう。俺に押し付けたいんだな」と勘ぐられることもあるかもしれません。

それは、妻が先に亡くなって夫がひとりぼっちなった時、それまで家事をしてこなかったらどれほど悲惨な生活を夫は送ることになるかということ

もし、ゴミ屋敷で不潔な生活を送っていたら、近所だけでなく子どもたちにも迷惑をかけ、本人の健康も損ないます。

家事分担は夫の定年後がスタートではなく、50代から少しづつ下地を作っておくのも一つの方法だと思います。

家電を購入するときは必ず夫に同行してもらい店員さんに使い方を教えてもらうようにしましたし、私の留守中、自分で使った皿や鍋を洗っていたら大げさに褒めることを習慣化してきました。

結果「ありがとう。助かったわ」「本当きれいにするの上手ね」「整理整頓のうまさは天才的!」と歯の浮くようなほめ言葉も今ではすぐに口から出てきます。

夫はおせいじだと気づいていているでしょう。でも褒められてイヤな人はいません。

夫婦に以心伝心などはなく、口で言わなければ何も伝わらないことは結婚生活35年で経験済みです。

家事の重要性を提案し、ハードルの低い、工程数の少ない家事から担当してもらうとよいと思います。

5.健康

【健康で共有したいこと】
1.夫婦の健康状態

2.結婚前の病気やケガ

1.夫婦の健康状態

お互いの持病や通院している病院名、飲んでいる薬の名前を知っているでしょうか?

通っている病院名は知っているけど飲んでいる薬の名前は知らない妻も多いはず。

通院している病院、今飲んでいる薬、人間ドックなどの検査結果の共有。

2.結婚前の病気やケガ

また、結婚前に夫が患った病気やケガなども折に触れてメモしておくとイザという時に役に立つでしょう。

以前、夫婦で健康番組を観ていたら、夫が小さいときに転んで顔を地面に打ち付けたことがあって最近目のあたりに違和感があると言い出したんです。

その後の検査結果に異状はなかったものの、知っているようで知らない身体のことがあるんだなとしみじみ思いました。

また、お互いの病歴や薬や検査結果などはそれぞれのファイルに保存し、いつでも共有できるようにしておくこと、子どもたちにもその存在を知らせておくとイザという時に役に立つでしょう。

6.まとめ

定年後夫婦はどう生きていくかのか?夫婦である以上避けては通れません。

今回は「夫が定年前に共有したい4つのこと」についてご紹介してきました。

【夫が定年前に共有したい4つのこと】
1.お金

2.住まい

3.暮らし

4.健康

「夫はちゃんと考えているだろう。夫婦のコミュニケーションが取れている方だから大丈夫」と過信していると思わぬところで夫婦の危機に直面するとも限りません。

50代のうちからお互いの思いを口に出し紙に書いて共有していく作業は、夫婦が共に老後を生きるんだという肝がすわり、定年後の生活がスムーズにスタートできると思っています。

私は、50代の後半からお金と家事分担の共有は始めてはいましたが、残念ながら住まいについて詰めが甘くお互いの落としどころを探っている最中です。

定年後、夫婦が健やかに、悔いなく生きていくために50代のうちに4つのことを共有しておくことをおすすめします。

 

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