マタニティブルーと産後うつの違いとは?実母がするべきことは2つ

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1.マタニティブルーと産後うつの違い

  夕焼け

マタニティブルーとは

「allabout暮らし」から引用

産後2~3日、30~50%の方が、情緒不安定(笑ったかと思うと次には泣いている)になったり、不眠、抑うつ気分、不安感、注意散漫、イライラ感などの精神症状を経験します。これらの症状ピークは産後の5 日目頃で、10 日目ぐらいまでには軽快してきます。これがマタニティーブルーズで(※.マタニティーブルーと呼ばれることもあります)、胎盤からの女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少するなど生理的要因が強くかかわっていると考えられています。
 

 

  1. 短期間で症状が、現れて消えてゆく一過性であること。
  2. 産後数日から10日ぐらいまでに軽快すること。
  3. マタニティーブルーは、生理的な要因が症状であること。

 

産後うつとは

「allabout暮らし」から引用

産後数週間から数ヶ月以内に気分が沈むようになり、周囲に対する興味や喜びが感じられないこと、不安、緊張、集中困難、不眠、必要以上に罪悪感を抱いて自分を責める、自分はまったく価値のない人間だと感じるなどの心の症状がでてきて、2週間経っても改善しない場合や悪化傾向がみられる場合には産後うつ病が疑われます。

 

  1. 産後数週間~数ヶ月以内におきる。
  2. 罪悪感を持ち、自分を責める。
  3. 2週間経っても改善しない場合は、産後うつ病の疑いがある。
  4. 産後うつはれっきとした病気であること。

 

マタニティーブルーと産後うつの大きな違いは?

情緒不安定な期間が2週間あるかどうか。

2週間たっても、治らないなら専門医を訪ねたほうがいいかもしれません。

 

わざわざ病院に行くほどではないかも?

でも、もしそうだったらと心配なら、スクリーニング法というのがあるので

試してみてから判断しても良いかもしれませんね。

産後うつのスクリーニング法

産後うつかな?と思ったらすぐに専門医の診察をすすめる。

 

「私のような母親では赤ちゃんに申しわけない.死んでしまおうか」

女性トラブル

 

もし、この言葉を、本人の口から聞いたらなら

専門医の診察を強くすすめてみたほうがいいです。

 

赤ちゃんがいて受診できないのであれば、家族で手の空いている人が付き添ってあげて

お母さんを受診してもらうといいかもしれません。一刻も早く!

 

2.実親がすべきことは2つ

1.子育ての環境が変化していることを受け入れる

哺乳瓶

   ⇒30年前と今の子育て。どう違うの?

 

  「日光浴」

    当時は「赤ちゃんには日光浴をさせましょう。

         でなければ脚気(かっけ)という病気になります」 といわれていました。

 

    天気の良い日には、せっせとベビーカーを押して

        丸裸にして公園などで日光浴をさせましたよ。

 

    でも、今は「赤ちゃん用日焼け止めクリームがあり

    母子手帳からも日光浴という文字がなくなったそうです。

 

  「抱きぐせ」

    赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこしないようにと言われませんでしたか?

    「抱きぐせがつくと、わがままな子になる」って。

    今じゃ、抱かないでいると「サイレントベビー」といって、

    情緒や発達に問題がでることもあるとか。

 

子育てにおいては、30年前とは浦島太郎ぐらい変化してるんですね。

だから、私たち親世代も「今はそうなのねぇ。昔と随分違うのね。やり方教えてくれる?」

くらいのゆるいコミュニケーションでいいと思うんです。

 

出産後は、誰でもママ1年生。

失敗しながらママになっていくのを見守ることが大事じゃないでしょうか?

 

2.疲れたママをサポートする

ママと赤ちゃん

初めての子育ては、誰でも不安やイライラはあるものです。

本人は、自分のイライラや不安がマタニティーブルーなのか

産後うつなのか判断できないかもしれません。

 

そんな時、小さなことでもよ~く耳をかたむけて聞いてあげる。

そして、冷静にマタニティーブルーか産後うつかを判断してあげるのが

親の役割じゃないかと思うんです。

 

特に、産後うつは、命にかかわる病気です。産後うつだなと思ったら

病院を受診するようすすめたり、病院を探してあげたりしたいですね。

 

自分のことを振り返ってみると

新生児 (2)

30年前、私が長女を出産した時のことです。

産科の病室は、にぎやかです。

お母さんたちは母乳を飲ませたり、赤ちゃんのお世話をしたり。

 

でも、私は、なかなか母乳がでないで悩んでいたところへ

がんばって母乳を出すと血圧が上がってきて、医師から母乳禁止令がでたんです。

それは、母親になった私にとって母親失格のレッテルを貼られたと同じこと。

 

急に悲しくなって、トイレに閉じこもってしまったんです。

トイレから出てこない私を心配した看護師さんは、私を産科病棟から離れた二人部屋へと移し

赤ちゃんは、しばらくナースステーションでお世話してくれることになったんです。

そんな、私を救ってくれたのは夫や母のやさしい言葉でした。

 

母は「ゆっくり休みなさい。出産してからの回復は人それぞれ。

これから長い子育てが待っているんだから

体力をつけるために神様が時間をくれたと思って」

 

夫は「赤ちゃんは、ナースセンターで見てくれているんだから、安心して。

退院したら赤ちゃんとは一生付き合うんだから」

 

この言葉に支えられて、回復しました。

 

その後10日で退院したので、マタニティーブルーだったのかもしれません。

 

夫は休みの日には、長女のミルクからお風呂を手伝ってくれ

母は、睡眠不足の私のために、長女を預かってくれたりと。

どれだけ、助かったことか。

イクメン

子育ての先輩として、アレコレ気になるところはあるかもしれません。

親子だから、遠慮なくものが言い合うのも、時として良いことでしょう。

 

でも、子育ての方法で不毛な親子戦争をして、娘と実親が疎遠になることは

お互いにとっていいことなんて1つもないですよね。

 

子育ての先輩なら

長いスパンで見守り、本当に必要なときにこそ、親の出番じゃないでしょうか?

 

私たち親は

「子や孫の人生がすこやかに、しあわせな人生を送って欲しい」

願いは、ただそれだけなのだから。