目次
1.在宅勤務中の今こそ夫と家事の分担を始めよう
夫が在宅勤務で1日中家に居るご家庭が多いのではないでしょうか。夫が居るとお昼ご飯は簡単に済ませられないなどストレスがたまっていますよね。
短い休みなら「休暇が終われば自由な時間が戻ってくる!がんばれ自分!」と励ましながら何とかやり過ごすことができました。
しかし、この在宅勤務の状態が定年後の夫婦2人の生活だと思うとどうでしょうか。
1日24時間、1年365日妻は来る日も来る日も家事をしなくちゃいけないのに、夫がソファでゴロゴロしている状態になっているかもしれません。耐えられますか?
夫をひとり残してお友達とランチに出かける時「オレの昼飯あるの?」って聞かれたら急に出かける気力が無くなってしまいますよね。
定年後は夫にも家事の分担をしてほしいし、出かける時は笑顔で「ゆっくりしてきていいよ!」と声をかけてもらいたいじゃないですか。
今夫が在宅勤務で時間のある時こそ、家事の分担について話し合うチャンスだと思うんです。
私の夫は、昔はゴミ出しさえしない人でしたが、今は「ゴミ出し」「掃除機をかける」「お風呂の掃除」を担当してくれるようになりました。
私が実家に帰省中には「洗濯→干す→畳んでしまう」「お米を洗って炊飯器で炊く」ぐらいは仕方なくやっているようです。
私としては、夫の家事分担はまだまだ途中に過ぎませんが、全く家事の分担をしていない人向けに私の体験をご紹介します。
2.家事の分担を定番化する
男性の脳は、女性が好きな「共感」と「人の気持ちを察する」ことに疎いといいます。
ソファでゴロンと横になっている夫が、目の前で妻がいそいそと家事をしていても、何のリアクションが無いのはそのせいかもしれません。
著者黒川伊保子氏は「夫のトリセツ」でこういっています。
男性脳はというのは、定番に忠実だ。約束を守るのが彼らの愛なのだ。
最初は甘えて、夫に定番を作らせる。男は、定番を忠実に守り続ける。
ゴミ出しをしたことのなかった私の夫は、今では「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」などの分別から曜日を把握して、当日の朝はいそいそとゴミ出しをすることが定番になりました。
夫のゴミ出しの家事分担が定番になるまでには私に根気が求められました。
当初は、忘れているのか?忘れたふりをしているのか?私から「明日は燃えるゴミの日よ!」と言わないと行動に移してくれませんでした。
内心「言わなくてもやってよね!!」とキリキリしても言い続け、間違っても「もう!面倒くさい!私がやったほうが早いわ!」と手を出さないことにしました。
私の根気がゆくゆくは夫の家事分担が定番になるのだと言い聞かせて乗り切ることも大切だと思います。
3.夫に家事分担を定番化してもらおう
在宅勤務の今定番化しやすい家事をあげてみました。
1.ゴミ出し
あなたのご主人が今在宅勤務期間中で、家事分担のひとつゴミ出しをしていないのなら是非やってもらいましょう。
普段夫が出勤準備で忙しくしていても、在宅勤務中は自宅で仕事を始めるのはおそらく午前9時ぐらいからでしょうか。朝ゴミを出してもらうには十分な時間がありますから
最初は、妻が家じゅうのゴミを集めて、ゴミを出すことだけに集中してもらうだけでもOKとします。
2.食事の準備の手伝い
在宅勤務だと1日3食夫婦そろって食べることなります。夫は食卓テーブルに座ったっきりで食事が運ばれてくるのを待っているのではないでしょうか?食事をするための準備を分担してもらいます。
1.食卓テーブルを台ふきんで拭く
2.食器やドレッシングなどの調味料をテーブルに並べる
3.ごはん、みそ汁、おかずは自分で食卓テーブルへ運ぶ
4.食後は食器をキッチンまで運ぶ
5.食卓テーブルを台ふきんで拭く
3.乾いた洗濯物
乾いた洗濯物は、せめて自分の分だけでも畳んで所定の場所にしまってもらう。
30年以上家事をしてきた妻からすると、小さな子どもでも出来る家事であっても、夫にとって初めてなら子どもと同じ。
ちゃんとできなくても、分担してくれた行動に敬意を払い「ありがとう!助かったわ」のひと言を伝えれば夫だって内心まんざらでもないはずです。
4.家電の買い替えは夫婦で家電量販店へ
夫に家事分担のきっかけを与える方法が1つあります。
それは掃除機、洗濯機、炊飯器などの生活家電の買い替え時は、面倒でも夫婦で家電量販店へ出向くことです。
シーズンによっては、メーカーから担当者が量販店での売り込みに出向いていることがありますから「私はメカに詳しくないから聞いてもらえる?」とか「使い方聞いてもわからないと恥ずかしいから代わりに聞いて!」とお願いしてみましょう。
メーカーの担当者がきれいなお姉さんなら、なおのこと背中を押します(笑)夫が説明を聞いてくれたらしめたもの!家電が届いたら「使い方よくわからないからお願いね」と促してみます。
夫婦の関係性や夫の性格を知った妻だからこそ、さじ加減をしながら家事分担へと導いていけると思います。
5.まとめ
コトバンクで「家事」を調べてみると
家庭生活を円滑に営んでいくうえに必要な諸作業をいう。
家事は人間の生命維持に直接関係あるもので,家庭生活を支えるものである。
夫が家事の分担をすることは、何も妻が楽をするためではありません。
夫がゴミ屋敷に住んでいたら、汚れた服を着たままでいたら、子どもたちだけでなくご近所の方にも迷惑をかけてしまいます。妻が亡くなったあと、ひとり残された夫が人間としての尊厳を保ち、生きていくための大切なスキルだと私は思います。
忙しい毎日で家事の分担を切り出せないでいるのなら、在宅勤務中の今こそチャンス!
夫に「家事を手伝って欲しいんだけど」とひと声かけてみませんか?
私もまだ道半ば。根気を承知で夫にはまだまだ家事のスキルアップをしてもらうつもりです。