お金をかけず楽しむコツを学ぶ「60過ぎたらコンパクトに暮らす」藤野嘉子著

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1.「60過ぎたらコンパクトに暮らす」藤野嘉子著

著者の藤野嘉子氏は、NHK「きょうの料理」にも出演されている料理研究で、ご主人はレストランを経営する共働きの60代のご夫婦です。

ご紹介する著書の「60過ぎたらコンパクトに暮らす」では、ご自身が還暦を迎えるころに150㎡のマンションから65㎡の賃貸マンションへ移り住み暮らしをコンパクトにしたこと。

そして、コンパクトにしたことによって60代の暮らし方を紹介しています。

私はこの本を読んで共感したこと、学んだこと、実践してよかったことがありましたのでご紹介します。

2.コンパクトで快適になった暮らし

25年間住んだ150㎡のマンションを手放し、2LDK65㎡の賃貸マンションへ住まいを移し、藤野氏のお母さまとご主人の3人暮らし。

居住スペースが半分以上の狭さになったのにも関わらず、たくさんのものを手放しても心豊かに過ごすことができたとのこと。

暮らしを小さくして大きかったのは、心の変化です。家やものをたくさん手放しても、心豊かに過ごすことができました。

私は、それまでは3LDK65㎡に家族4人で住んでいましたが、夫婦2人になったのをきっかけに2LDK55㎡へ引っ越しをしました。

50代までの引っ越しは、断捨離の機会を与えてくれ、2LDKでは多少の処分品はあったもの楽に住まいを変えることができました。

心の豊かさは藤野氏と同じく住まいの広さではなく、自分自身が満たされる人生とは何なのかを考え実行することだと私は思っています。

自分が必要だと思ったものは、じっくり考えて買い、買ったらとことん使い切ると決めています。

断捨離を経験すると、自分にとって本当に必要だったものと、いらなかった物の目利きができてきます。

物は使い切ってこそ価値があり満足感が生まれます。60代の買い物は時間をみかたにつけてじっくり考えてから買うことがムダのない生活への一歩だと思っています。

3.今日食べたいものを今日買う

我が家は、子どもたち同居していたころは、子ども中心の食生活になりがちで、肉料理や揚げ物が多く、お弁当のおかずの作り置きと食材をたくさん買い込みいつも冷蔵庫がパンパンの状態に。

退職した夫と2人の食生活は、肉と魚は1日おきに野菜たっぷりのメニューに。そして散歩がてら夫とほぼ毎日スーパーへ買い物へ行っています。

必要なものをその都度買う方が気楽でいい。多少割高になっても切り分けてあるものを買い、使い切ります。

今日食べたいもの新鮮なうちに今日買って食べきる。この本を読んで藤野氏と同じく切り分けたかぼちゃ、1/2束のほうれん草を購入し使い切りの生活をはじめました。

すると、食材をムダにする罪悪感から解放され、冷蔵庫はいつも見渡せるよう片付き気持ちがすっきりするようになったのです。

ただ、我が家は、子どもたちやその連れ合い、孫たちが集まった時は、たくさんの食材を買い込み大皿に盛った料理を作ります。

各自小皿に取り分けて食べてもらうなど臨機応変に対応するようにし、毎日の使い切り生活を優先させています。

4.もの選びの基準は小さなもの、軽いもの

60代になると普段使いのお鍋やまな板などの調理器具、炊飯器の釜の重さが気になり始めました。

家族4人仕様のキッチングッズは、食べる量が減った夫婦2人にとって大きくて重すぎるのです。

「小さいもの」「軽いもの」という基準が重要になってきました。

これまで物を買う基準はブランド品や人気商品に目がいきがちだった私。重かったり、使いづらさに耐えられなくなって、今では両手が空くショルダタイプのバッグ、ヒールのない軽い靴を選ぶようになってきました。

何かを買うときは、本当にその大きさが必要か。もう少し小さいほうが使い勝手がいいのでは、と考えるようになりました。

5.夫婦の役割は変わっていく

私たち夫婦は、結婚生活のほとんどを子ども中心に忙しく過ごしてきました。

しかし、子どもたちが独立すると世界は一変。夫婦2人だけの生活が始まると夫婦の役割は変わっていきます。

退職した夫と1日中一緒の暮らしには、今までのように朝と夜しか顔を合わせない生活とではまるで違います。

夫も自分だけが家にいるときは洗濯をしたりするようになったりして、夫婦の関係が少しずつ変化しているのを感じます

今までのように妻におんぶにだっこではなく、自分の身の回りのことをすることで良好な夫婦関係が築けるのです。

6.まとめ

他人の暮らし方を知りたくても根掘り葉掘り聞くことはできません。

藤野嘉子著「60過ぎたらコンパクトに暮らす」では、同じ60代でちょっと先の人生を歩む先輩の暮らし方を知ることができ「こんな方法もあるのね」と納得できる本。

ここではご紹介していない「3章 がんばらない料理」では、料理研究家ならではのメニューや食事との向き合い方などヒントもあり、60代ってどんな暮らしをしているの?コンパクトに暮らすにはどうしたらいいの?と迷いや不安を持っている人に一読をおすすめします。

今回ご紹介した藤野嘉子著「60すぎたらコンパクトに暮らす」です。

同じく藤野嘉子さんのこちらの著書もおすすめです。

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