「100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!」足りない分だけ用意!

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1.「100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!」著者井戸美枝氏プロフィール

著者の井戸美枝氏は、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を保有し、身近なお金について情報を発信しています。

年金にも詳しく、厚生労働省社会保障審議会の委員を務めるなど年金のエキスパートとにも関わらず井戸美枝氏のお人柄から伝わるやさしい語り口やわかりやすい説明でメディアでは引っ張りだこでご存じの方も多いのではないでしょうか。

今回「100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!」井戸美枝著を読んでみた感想を一部ご紹介します。

2.100歳までお金に苦労しないために夫婦で守る3つの約束

定年後の夫婦2人だけの老後生活。男女ともに寿命が延びてきている今最大のリスクは生活費の確保です。

著書では夫婦でいることのメリットとデメリットに視点をおきながら老後の資金をいかに温存するかを定年前の世代向けにわかりやすく丁寧に書かれています。

基本は夫婦で3つのことを守ること。

1.入ってくるお金で生活する(収入の範囲で暮らす)

2.借金をしない。

3.そのふたつを一生つづける

この3つは当たり前のことですが意外と難しいのです。

1.入ってくるお金で生活する(収入の範囲で暮らす)

会社員の夫の給料で生活をしていると、月々の赤字の補填、自動車や家電の買い替えなどの大きな出費はボーナスで賄っていたはず。

ところが、年金生活に入ると支給は2か月に1度の偶数月。もちろんボーナスなんてありません。

ボーナスでの買い物がクセなっている家計は年金生活でも止められず老後の資金を食いつぶしていくことになってしまいます。

年金収入だけでは赤字がでるなら、出費を減らす、夫婦で働くなどして赤字家計にしないことです。

2.借金をしない

住宅ローンは別として、現役時代ローンを組んで自動車や海外旅行をするのが当たり前だった人は要注意です。

ローンは借金ですから月々の返済ができるだけ余裕がある人はいいですが、余裕がない人にとってはのちのち苦しくなることに。

ローンを組みたくなったら夫婦のどちらかがブレーキ役になること。

著者は定年後夫婦でいることのメリットのひとつにブレーキ役がいることだと言っています。

3.入ってくるお金で生活し、借金はしないことを一生続ける

現役時代に毎月入ってくる給料で生活ができて借金をしたことがない人は余裕のある人で、ほとんどがボーナスを頼りに住宅ローンや教育ローンを組み、赤字の補填をして家計を黒字に回していたはずです。

このようなお金の使い方のクセを根本から治して、入ってくるお金で生活し借金はしないことを一生続けることって難しいですよね。

その難しさを超える方法を著者は夫婦であることがメリットだと。

夫婦で共有して守ることが大切です。励まし合い対処すれば、1人の考えでは足りない部分や逸脱を補い合うことができます。

夫婦の仲は人それぞれですが、生活を共にするならお金についての認識を夫婦が一致していなければ長い老後は暮らしていけないのです。

3.定年後のお金は足りない分だけ用意する

定年後のお金は足りない分だけ用意するといっても、いくら足りないのかをわからない人には本書では費目ごとに記入できる表を用意しています。

また、定年前後に不要となる支出や新たに必要となる支出もわかりやすく図解で説明しています。

年金収入は?退職金は?今ある金融資産は?収入や資産がいくらあるのかを数字で把握し、そこから予想される支出を計算することから始めます。

意外と使うのがイベント費用。我が家は夫が定年間近で長女が結婚し、定年後に孫が2人誕生しました。

結婚祝いに出産祝い、さらに娘夫婦がマイホームを購入したので新築祝いと老後のために貯めていたお金が怒涛のように無くなっていきました。

自動車の買い替え、住宅のリフォームの時期はあらかじめ予定をたてられるけれど、子どもの結婚や孫は突然やってきます。だからこそ、いくら包めるのか予算をたてておくことが大切になってきます。

では、足りない分はどうすればよいのか?著書では支出を効果的にカットする方法、定年夫婦だからこその働き方、今ある資金の投資方法なども紹介しています。

4.まとめ

私が読んできたマネー本には、奇をてらったりものやサラリーマン向けでも実は大企業出身者対象でがっかりすることも正直ありました。

でも「100歳までお金に苦労しない定年夫婦」は著者の誠実でわかりやすい言葉選びと図解やデータをふんだんに使用しているので読みやすく親近感の持てる本となっています。

また、本書の帯にお金は「足りない分」だけ用意すればいいんです!のフレーズは本書を読めばなるほど!と納得と共感を得られずはずです。

定年を前に夫婦でお金について向き合う前におすすめする一冊です。

今ファイナンシャルアカデミーでは定年後設計スクール体験学習会を自宅にいながらWEBで、しかも無料で体験学習ができます。よかったらどうぞ。

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